2017/03/12 (日)
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【戦評】大逆転サヨナラ!松坂投手は1安打投球

3月11日(土) ホークス4x-3ドラゴンズ ヤフオクドーム

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ホークスが大逆転サヨナラ勝ちを決めた。0対3で9回裏を迎えたが、先頭の明石健志選手の二塁打が反撃の合図になった。続く曽根海成選手がセンターへタイムリーを放って1点を返すと、3番・柳田悠岐選手はライトへタイムリーを放って1点差に迫った。その後、牧原大成選手の盗塁が相手ミスを誘い同点に。なおも1アウト二塁で長谷川勇也選手がセンターオーバーのサヨナラ打を放った。

先発は松坂大輔投手。2年前のオープン戦以来、725日ぶりにヤフオクドームのマウンドに立った。4回3分の2を投げた時点で95球に達し降板。試合前から工藤公康監督が話していた「5回がめど」という言葉には惜しくも届かなかったが、被安打1、失点2(自責1)とゲームメイクはしてみせた。

「よく暴れてたなと思います」と松坂投手自身はまず反省の弁。フォアボール5つ、与えたデッドボール2つと制球が定まらなかった。「すべての球種が引っ掛けるように投げていた」。それでも「フォーム自体は前回よりも良かった」「(前回課題に挙げた)スライダーもキレ自体は良かった」と前進あり。また、今回の投球ではプレートの一塁側に立つ新しいスタイルも試した。「ツーシーム系のボールがより生きるかなと思ったので」。納得の投球に向けた創意工夫は常に欠かさない。

そして95球を投げたことに関しても「余力はあった」といい、ブルペンでも少し投げ込んだとのこと。肩の不安も解消し、「やはり本拠地で投げるのは特別なこと。次回投げることがあれば、もっとまともなピッチングをお見せしたい」と笑顔交じりで話していた。

さらにこの試合、3番手では大隣憲司投手も登板。キャンプ中からB組調整が続き、今年初めての一軍合流となったが、3回無失点の好投を見せた。

2017年3月12日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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