2017/03/15 (水)
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【戦評】上林選手が1番で猛打賞!俊足で2盗塁も

3月14日(火)ホークス2-3ジャイアンツ 長崎・ビッグNスタジアム

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2年ぶりだった長崎でのホーム試合。1点差で惜敗したが、1番打者で出場した若鷹が躍動してみせた。上林誠知選手が今オープン戦で初めてトップバッターで起用された。

持ち味は打撃の積極性と俊足を生かしたスピード。その両方を存分に発揮した。第2打席、センター右へゴロでヒットを放つと全力疾走で二塁打に。第3打席はレフト前ヒットを放ち、すかさず二盗に成功。第4打席ではセーフティバントでこの日3安打目をマークし、また二塁盗塁も決めた。

5打数3安打2盗塁だ。また、凡打の打席も含めて全打席で第1ストライクに手を出していった。

「(盗塁は)塁に出たらいつも走る気持ちでいます。積極性についても、とにかくストライクが来たらどんどん振っていこうと決めているので」

工藤公康監督も「1番上林選手」に手応えを感じていた。「セーフティバントも状況判断が出来ていた。チームとしても起用法の幅が出る」。

先発した中田賢一投手は5回2失点ながら自責はゼロ。「フォークはよく落ちていた」と振り返った。しかし、2アウトからの四球やカウント不利からの痛打などを反省していた。2番手では松本裕樹投手がオープン戦初登板。こちらは3回1失点。「全体的に球が浮いていたが、何とか踏ん張った感じです。今日は細かいことは気にせずに結果を求めていきました。何とか競争に残れるように、結果を残さないといけないので」。計3安打を浴びて走者を出したが、要所を締めた。ストレートの球速もコンスタントに140キロ台をマーク。「感覚は良かった」と課題にしている直球の力強さには登板ごとに自信をつけている。工藤監督も「大きなミスもなく投げていた」と投球内容を評価していた。

また、ホークスの得点は7回が甲斐拓也選手のタイムリー。8回は柳田悠岐選手のタイムリーヒットだった。

2017年3月15日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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