2017/03/21 (火)
選手

【戦評】長谷川選手1号! 上林選手は特大弾

3月20日(月・祝)ホークス8-6ベイスターズ 横浜スタジアム

若鷹の勢いとベテランの意地。レギュラーシーズン開幕まであと10日となり、開幕レギュラーの争いは白熱するばかりだ。

初回、5番・明石健志選手がセンターフェンス直撃の二塁打で2点先制した直後、続く長谷川勇也選手が技ありの打撃で打球を外野スタンドに運んだ。「上手く反応でき、しっかりと振りぬけたのであそこまで飛んでくれました」。外から入ってくるスライダーを逆らわずに左中間スタンドへ。今オープン戦1号2ランで追加点を挙げて、初回から一挙4得点のビッグイニングを作った。

2回は今宮健太選手の右中間2点二塁打でまた加点。そして4回、21歳若鷹の長打力がさく裂した。上林誠知選手が右翼スタンド最上段の看板に当たる超特大のオープン戦2号ソロ。「打ったのはストレートです。左打者に外の変化球が多かったですが、インコースのストレートに上手く反応できました」と推定140mアーチを振り返りニコニコ顔だった。上林選手はオープン戦打率も.346と好調を維持している。

投げては先発の大隣憲司投手が4回4失点と課題を残したが、2番手の加治屋蓮投手が2回無安打3奪三振で無失点投球を見せて開幕一軍入りへアピールに成功した。今春キャンプで足を故障して出遅れを余儀なくされた4年目右腕が猛烈な巻き返しを見せている。

2017年3月21日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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