2018/03/03 (土)
選手

【戦評】助っ投も若手も快投!川島選手に1号

3月3日(土)ホークス4-1タイガース ヤフオクドーム

「シーズンスタートデー」として行われた、オープン戦初戦であり、本拠地ヤフオクドームでの『2018年型ホークス』のお披露目となった試合。

投打のバランスががっちりかみ合って快勝スタートをきった。5回、走者を2人置いて2番スタメンの高田知季選手が藤川投手から右翼線に2点三塁打を放って先制。6回には代打出場の川島慶三選手が左中間の「SANKYUホームランテラス」へオープン戦チーム1号となる本塁打を放って追加点を挙げると、川島選手は8回にも犠飛を放ってダメ押し点に貢献した。

投手陣も好投。先発のバンデンハーク投手は3回3分の2を55球で投げきって、被安打1、奪三振8、与四球0で無失点に抑える完璧なピッチングを見せた。登板後は「今日は、ストライク先攻で行こうと思っていた。初回カーブが高かったが、ストレートはコーナーに投げられた。カーブでもチェンジアップでもストライクが取れましたし、いい調整が出来ている。谷川原もブルペン以来、2度目のバッテリーだったが上手くリードしてくれた」と話した。

2番手の野澤佑斗投手、3番手の長谷川宙輝投手はともに育成枠からの開幕1軍を狙う投手。2人とも無失点と結果を残し、工藤公康監督も「初々しかった。緊張したところもあると思うけど、特に長谷川くんは前回よりは緊張していなかったと思います」とニコニコ笑顔。捕手陣も若手の谷川原健太選手、堀内汰門選手の2人で計1失点。「多少の失敗はあったけど、ミスをするなと言う方がおかしい。これからもマスクを被ることが多くなると思う。頑張ってほしい」と工藤監督は温かく見守っているようだった。

最終回には2日前に来日したサファテ投手が登板。ソロを浴びたが、150キロ超のボールも投げ込んでいた。「まだ時差ぼけもあった。でも、アメリカでしっかりトレーニングをしていたから打者相手に投げたかった。オープン戦ではあと7試合登板する予定。開幕へ状態を上げていきたい」と振り返った。

2018年3月3日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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