2014/10/20 (月)
選手

日本シリーズ出場だ! 秋山監督が歓喜の舞い!

秋山監督、松田選手、内川選手、吉村選手がCS優勝共同会見で語る!

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ヤフオクドームのプレスカンファレンスルームにてCS優勝共同会見が行われ、秋山幸二監督、松田宣浩選手会長、内川聖一選手、CSファイナルMVPの吉村裕基選手の4名が出席しました。

まず秋山監督がマイクを握りました。CS優勝決定の瞬間そして胴上げについては「(リーグ優勝の)144試合目と同じような気持ちで、本当に胃が痛い思いはありましたが、選手たちが一生懸命やってくれました。胴上げの時は何もかもが報われたような気持ちでした」と振り返りました。勝因については「1勝のアドバンテージがある中、初戦を取ることができたのは大きかった」と言いますが、「やはり日本ハムはのびのび野球というか、ピッチャーもいいし、戦力が整っているということで本当に厳しい試合だった」と振り返りました。そして、20日(月)の最終戦の先発を大隣憲司投手に託した経緯についても語りました。

「5戦目、リードしていたので『いけるだろう』と思っていましたが、厳しい試合になり落とした。『今シーズンはそういうシーズンなのかな』と思いました。当初は今日の先発ピッチャーは違っていたのですが、やはり大隣で行こうと途中で変わりました。今シーズンは中4日で投げたことがなく、どこまで行くかなという気持ちはありましたが、すばらしいピッチングをして試合を作ってくれたのが大きかったと思います。(先発の正式決定は)2日くらい前に『どうだ?』とまず聞きまして、『大丈夫です』と言われましたので。本来は武田とつないでいく形にはしていましたが、いいピッチングを7回まで続けてくれました。4回くらいから気にしましたが、『まだ行きます』『まだ行きます』ということで、99球ですかね、本当にすばらしいピッチングでした。(シーズンの)144試合目もそうでしたけど、6試合目のしびれる試合の中で、自分のピッチングをしてくれました」

さらに打撃の面でも「やはり先取点を取って、有利に進めてくれました。内川も右打ちでチームバッティングをしてくれましたし、松田もベンチで本当に盛り上げてくれました。吉村もいいところで、ひと振りにかけてやってくれましたし、チームが一丸となってベンチを盛り上げてやってくれて助かりました。見ていて頼もしかったです」と話しました。

続いては今CSで6打点を挙げてMVPに輝いた吉村裕基選手。初のポストシーズンの戦いを振り返り「吉村:最初は一塁で出て、途中からDHになりましたが、そこからは代打のつもりでいこうと思って、それがいい結果になったときもあったので、良かったと思います」と話しました。初戦は劇的な逆転サヨナラ2点二塁打。「最後はボクが決めたんですけど、その前にみんなが必死につないでくれて、たまたまボクがいい仕事ができたということ。チームメートに感謝しています」と話しました。計6打点の活躍。しかし、「いいところで打たせてもらったんですけど、それ以外のところではあっさり凡打していますから、それを反省して次にいいバッティングができるようにしっかり準備しておきたいと思います」と反省を忘れていませんでした。

選手会長の松田宣浩選手は「最終戦で決まるということで、試合というのは難しいなと改めて感じました。でも、『絶対勝てる』という思いでやっていたので、今日勝ってCS突破できてうれしかったです」と激戦を思い返しました。印象に残っているシーンについて訊かれると「今宮と喋っていたんですけど、短期決戦なので、守備の面で普段どうりのプレー(をするの)が難しいな、と。(普段どうりのプレーを)しなきゃいけないんですけど、どこかでプレッシャーがありましたね。守備の難しさを改めて感じました」と話しました。選手会長としては「個人の成績はどうでもいいので、とにかくチームがCSを突破して日本シリーズの出場権を得るということだけに集中してやってきました」と強い責任感をもって戦っていました。

内川聖一選手には今の心境について質問。「ホッとしたというのが一番です。リーグ優勝はしましたけど、このCSに勝たないとパ・リーグの代表として日本シリーズに出られない。それはわかりきったことですけど、大変なことだと思っていましたので、ヤマをひとつずつ超えて行っているなと思います」と安どの表情。最終決戦までもつれ込む大熱戦でしたが、「個人的には144試合目を経験できたことが大きかったと思いますし、やっぱり今日よりも144試合目の方が緊張してたなと思います。やっぱり場数を踏むというのはすごく大事かなと感じました。普通のことを普通にできないんじゃないかという不安を持ちながら(試合を)するというのが、こんなに怖いものなんだなと感じました」と振り返りました。

個人としては2ホーマーを放つ活躍。しかし、「2本とも負けた。野球の最終目標はチームが勝つことですから、自分が打つことよりもチームが勝つためにどうしようかな、ということを考えながらやってきたつもりです。最終的に勝ちを3つ取れたというのはうれしいですね。あ、(アドバンテージ含めて)4つですね」と照れ笑い。そして、最終決戦での先制タイムリーには「もちろん打ちたいという思いはありましたし、セカンドランナーが明石健志でしたから、右に打てばどうにかしてくれるだろうと思っていました。(以前も)あいつの盗塁があってボクのタイムリーということもあったので、本当に(好機を)作ってくれた(明石)健志に感謝したいですし、チームが勢いに乗れるヒットになったかな、と思います」と笑顔を浮かべました。

喜び爆発のビールかけ!「CSもやった!」

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クライマックスシリーズ制覇
祝勝会

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今年2回目のビールかけだ! CS優勝の喜びの祝勝会が、ヤフオクドーム内で行われました。

会場に監督やコーチ、選手、スタッフらが集合すると、壇上ではまず後藤芳光球団社長兼オーナー代行が挨拶。続いて王貞治球団会長がマイクの前に立ち、「リーグ優勝の時にも言ったけど、本当に素晴らしかった。最後の最後に勝つということは難しい。みんながどんな思いで戦ったか、これを見てくれた日本中の人が感激していると思う。さあ、日本シリーズも乗り越えよう!」、鷹ナインから大きな歓声が沸き起こりました。さらに秋山幸二監督も「CS突破おめでとう! あとは日本シリーズも一戦一戦目一杯やっていこうや! 悔いを残さないよう、当たって砕けるくらいのつもりで。そして、もう1回(ビールかけを)やりましょう!」と力強く話しました。

乾杯の発声はリーグ優勝に引き続きもちろん松田宣浩選手会長。「俺が」という発声に続いて、全員が「やる!」と2回絶叫し、3度目の「CSも俺たちが」と松田選手の掛け声に続いて「やった!」という声とともにビールかけがスタートしました。

ビール3000本、コーラ400本などが一気に噴き出され、あっという間にすべて空っぽに。「(日本一になって)もう1回やるぞ」という力強い声が、あちこちから聞こえてきました。

秋山監督インタビュー、CS優勝の次は日本一!

CS優勝決定後、秋山幸二監督への優勝監督インタビューが行われました。

リーグ優勝決定時には涙を流した秋山監督。この日は感激の表情は浮かべつつも、8回の胴上げに笑顔、笑顔で喜びを表しました。「レギュラーシーズンも144試合目。最後で決まる、本当にキツイ戦いでした(苦笑)。(胴上げについて?)何が何だかわからない。けど、本当にありがとうございます!」とここでも笑みを浮かべて話し始めました。

「シーズンでも6球団の力の差はなかったが、CSでも日本ハムの強さを感じながら戦いました。その中でも選手たちはみんな、日本一を目指すという強いキモチでこの6試合を戦いました」

そして、先発の大隣憲司投手の中4日での7回無失点の快投を称え、「(お立ち台に)呼びましょうか?」とサプライズ演出。大隣投手がお立ち台に登場すると、スタンドからも拍手喝采。「秋山監督を日本一にしたいという気持ちで一生懸命投げました!」と勝どきを上げました。

笑顔だった秋山監督の表情が少し硬くなったのは、10月14日に発表した退任のことについて話し始めた時。「CS前に発表となったのは不本意だった。それがチームにとっていいのか考え抜きました」と少し声を震わせながら、苦しかった心境を口にしました。しかし、次の瞬間、語気が強くなりました。

「キャンプから日本一を目指し、シーズンを通して戦ってきました。もう一山あります。みんなで目一杯(日本一を)とりにいきます。CSも本当にファンの皆様の熱い拍手が大きな力になりました。打倒阪神で日本一を目指します。また熱いチカラで、日本一に導いてください!」と力強くメッセージを送りました。

日本シリーズ出場だ! 秋山監督が歓喜の舞い!

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CS優勝! 日本シリーズ進出だ! 10月20日(月)、「2014ローソン クライマックスシリーズ・パ ファイナルステージ」第6戦のファイターズ戦(ヤフオクドーム)を4対1で勝利。今シリーズ4勝3敗(アドバンテージを含む)として日本シリーズ出場を決めました。

歓喜の瞬間、あっという間にナインがマウンド付近に集まって喜びの輪が出来上がりました。そして秋山幸二監督がパ・リーグ優勝の「10・2」に続き、華麗に宙を舞いました。

3年ぶり15回目となる日本シリーズ出場へ。同じく3年ぶりとなる日本一をかけた「SMBC日本シリーズ2014」は、10月25日(土)に開幕。対するはセ・リーグのCSを勝ち抜いた阪神タイガースです。ヤフオクドームでの開催は、第3戦(28日・火の予定)から第5戦までとなっております。その他は甲子園球場での開催となります。

2014年10月20日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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