6月20日（土）、ホークスが12球団1位の成績で終了した「日本生命セ・パ交流戦」のMVP選手が発表され、柳田悠岐選手の受賞が決まりました。

柳田選手は交流戦全18試合に出場し、打率.429（12球団2位）、出塁率.544、安打数27、本塁打5、打点10の好成績を残し、ホークスの「交流戦V5」に大きく貢献しました。同日、ヤフオクドーム内のプレスカンファレンスルームで記者会見に臨んだ柳田選手は「選ばれると思っていなかったので非常に光栄です」とちょっと恐縮気味。成績に関しては「全部、頑張ったなと思います」と笑顔を見せました。

選考理由には「試合の後半で、試合を振り出しに戻す一打を数多く放った」との一文が添えられています。柳田選手も、印象に残る打席について、5月28日（木）のドラゴンズ戦（ナゴヤドーム）の同点ホームランを挙げました。0対1の7回に放った一発。ここから打線が一気に活気づき、この試合は7対2で勝利しました。柳田選手のホームランといえば、この試合の2発目がナゴヤドームの天井に当たったとも言われ、工藤公康監督も「怪物」と思わずうなった会心アーチや、横浜スタジアムのスコアビジョンを直撃した推定150ｍ弾もありました。「横浜のですか？　風ですよ、風」とは本人談。素晴らしい成績はもちろん、インパクトの強い活躍を数多く見せてくれました。

今後の戦いに向けても「最後まで怪我なく戦って、チームを日本一に導きたいです」と熱く宣言。鷹不動の3番打者として好調を維持する柳田選手の活躍から、ここから先も目が離せません。