2015/06/22 (月)
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満塁.600! 4番内川選手、逆転打で4連勝!

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【6月21日(日) ホークス4-2ファイターズ ヤフオクドーム】

首位攻防3連戦を全勝しました。連日満員御礼のヤフオクドーム。交流戦ラストのカープ戦から6試合連続で38,500人の大入りを記録。アツアツのボルテージが最高潮に達したのは、ラッキーセブンの鮮やかな逆転劇のときでした。

7回裏、明石健志選手のタイムリーで1対2と追い上げて、さらに1アウト満塁。打席には4番・内川聖一選手というこれ以上ない場面です。

カウントは2ボール1ストライク、打者有利のカウントでした。低めの難しいボールに見えましたが、「打てると思ったら、打とうと決めていた」という内川選手らしい表現。「自分が打てると思う球がストライク」が内川選手の打撃理論です。

「野手のいないトコに飛んでってくれ」

そう願うだけだったと言いました。打球は相手中堅手のグラブをかすめて、右中間を破っていきました。逆転雄3点ツーベース。二塁に到達した内川選手は、興奮を抑えることなく、何度も何度も大きなガッツポーズで喜びを表しました。

「キャプテンとしてチームが勝つことで救われてきた部分もありますが、4番としてチャンスで打てずに何度も悔しい思いをしました。でも、監督やコーチから『我慢だ。そうすれば、いつか大きな結果が返ってくる』と言ってもらえ、それがこの一打にもつながったのかなと思います」

その言葉とは裏腹に、じつは内川選手の得点圏打率は.317と決して悪い数字ではありません。しかも満塁機に限れば10打数6安打、打率.600の勝負強さです。それでも、「4番」というプレッシャーが内川選手の頭の中には常にあります。「怖さや恐怖感とは常に戦わないといけない」。でも、重圧から逃げず、向き合うことが大切と内川選手は言いました。また、2ボール1ストライクのカウントでは14打数9安打、打率.643の好成績。投手がストライクを取りに来るカウントでこの数字は、打ち損じのない高い打撃技術を表す数字でもあります。

投げてはバンデンハーク投手が7回2失点の力投。13奪三振をマークし、初登板からの2連勝をマークしました。チームは4連勝。ファイターズとのゲーム差は2.5に広げました。

2015年6月22日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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