涙の初勝利から13日。新垣渚投手が9月10日（水）のイーグルス戦（ヤフードーム）で2勝目をマークしました。この日は直球、スライダーともにキレ味抜群でした。直球の最速は152km/hをマーク。スライダーの曲がりも鋭く10個の三振を奪いました。

チームが4連敗中と苦しい中で上がったマウンド。「とにかく勝つしかない」と気合を込めて立ち上がりから全力投球で打者に立ち向かいました。
「先発だから長いイニングを投げないといけない。だけど、ゼロに抑えよう。それだけでした」。
5回1死までは無安打投球。8回に1点を失いましたが、味方打線が何とか奪った2点を守り切りました。

「１勝目の投球内容の方が良かったかもしれません。だけど、こういう中で勝てたのは嬉しい。チームとしても、自分としても大事な1勝になったと思います」。
何か込み上げてくる想いを抑えるようにして、しみじみと語った新垣投手。チームに迷惑をかけた分を取り戻したい。そんな強い気持ちが込められた言葉でした。