2009/12/14 (月)

松田選手、勝負カラーをピンクに

桃レンジャー作戦?松田宣浩選手が来季使用する野球道具のアクセントカラーをピンクに統一する。13日、福岡市内でCM出演するベスト電器のイベントに出席。「松田と言えばこの色、ってファンに覚えてもらえるようにしたい」。身に着けるグラブや革手袋、リストバンドの刺しゅうやライン、マスコットバットなら先端近くに帯状のアクセントにピンクを取り入れる。

2度の骨折を味わった今季、2軍調整中にコーチ陣から「お前の色を作ってみろ」と言われたのがきっかけの知名度アップ作戦。1軍でわずか46試合出場に終わった上、来季は新助っ人の李ボム浩選手とのサード争いが控える。勝負イヤーにかける意気込みで新色を採用した。「ほかの人があまり使わない色を考えた」というが、意外な効果もありそうだ。

カラリストを養成する「パーソナルカラー研究所スタジオHOW」(東京都渋谷区)で講師を務める真田めぐみさんは「ピンクは女性へのアピールには効果的で、非日常的な色を日常的に使うとおしゃれさもある」と説明。女性の嗜好(しこう)色調査でもピンクは上位にくる。プロ野球に身を置きながら、別の一面もアピールできる。

ただし、アクセントの位置づけだけに、球場客席から判別するのは難しそう。レギュラーを獲得し、テレビ中継なら画面に大きく映らない限り、ファンに印象づけることは不可能。自らにプレッシャーをかける、文字どおりの勝負カラーだ。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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