2009/12/15 (火)

攝津投手、初の契約更改交渉で1発サイン

契約更改した攝津投手は「新人王」のたすきに、1万円札グッズをかけられ満面の笑顔
契約更改した攝津投手は「新人王」のたすきに、1万円札グッズをかけられ満面の笑顔
攝津正投手が14日、ヤフードーム内で契約更改交渉を行い、一発更改した。新人の救援投手としては球団の過去最高額。今季はリーグ新人最多記録70試合に登板。パ・リーグ新人王にも輝いた右腕は2年目となる来季、被本塁打0、敗数0、防御率0点台の「トリプルゼロ」を目指すことも誓った。

約30分で終えた初の契約更改交渉。会見の席で、クールな男から満面の笑みがこぼれた。ルーキー攝津投手が1発サイン。「高く評価していただきました」と新人らしく、笑顔と緊張が混在した表情で話した。

今季はリーグ最多の70試合に登板し防御率1.47。「よくやってくれたという言葉をもらいました」。新人王と最優秀中継ぎ投手(39ホールドポイント)にも輝いた。「本当に何も分からない状態から、ここまでできて充実していました」。26歳でプロ入りした遅咲きルーキーは、充実の1年目を振り返った。

さらなる飛躍を遂げるため、2年目の来季は「トリプル0」を目指す。今季は79回2/3イニングを投げ、被弾はわずかに3。パ・リーグでは日本ハム・スレッジに1発を浴びただけで交流戦後の被弾はなかった。「(本塁打は)負けに直結するので不用意な球を減らして防ぎたい。少なければ少ないほどいい」と被弾0を目指す。

また今季1.47だった防御率に関しても「低ければ低いほどいい」と0点台を目標にする。今季喫した黒星は4月17日のロッテ戦と同23日の日本ハム戦の2試合だけ。「そこはマイナス以外のなにものでもないので、0にしたい」。ルーキーは大前提として今季の登板数70試合以上を来季のノルマに掲げている。その中で被弾、防御率、敗数の3部門で「0」を目指す意気込みを見せた。

年俸以上に人気もうなぎ上りだ。この日も早朝から地元テレビ局の生放送に出演。他にも1日警察署長やトークショーなどのイベントにひっぱりだこ。攝津投手は今オフ、先輩馬原孝浩投手が今年1月に行った「護摩行」修行を熱望している。快諾している馬原投手も「攝津が忙しすぎて」まだ日程を立てられていない。そんな多忙な中でもスケジュールの合間を縫い、西戸崎室内練習場などでランニングなどを行っている。飽くなき向上心を持つ27歳に「2年目のジンクス」など、ないはずだ。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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