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| 来季テーマに「家族」を掲げ、八代特産の晩白柚(ばんぺいゆ)に書き込んだ松中選手 |
松中信彦選手が、故郷救済のために立ち上がった。23日に地元の熊本・八代市にある「松中信彦スポーツミュージアム」でトークショーに出席。今年1月に開館した同施設は松中選手が自費で建物を寄贈して同市が運営しているが、入場者数の伸び悩みで本年度は約900万円の赤字が見込まれている。地元のヒーローは「もっと活用してもらいたい」と、福島市長に直訴した。
具体策としてバスツアーの企画を提案した。福岡などからの宮崎キャンプ見学ツアーの日程に、同施設の見学を組み込んでもらうプラン。「(福岡から宮崎への)通り道だからちょうどいいでしょ」と強調した。
市側も改善に乗り出しており、同市商工観光部によると、来年以降に民間へ運営を委託する計画も進められているという。同施設には幼少期から現在までの記念品が250点以上も並ぶ。入場料も大人300円(小中学生200円)と良心的で、九州新幹線の走る新八代駅から徒歩約5分の好立地。施設面は申し分ないだけに、歯がゆさが募る。
この日は約250人のファンを前に開館後初のトークイベントを開催。10月に手術した左ひじと右ひざの順調な回復を報告して「最低でも40歳まで(現役を)やりたい」と宣言した。「八代が盛り上がるように活性化してほしい。今回がいいきっかけになれば」。盛り上げのためには自身の活躍も不可欠。来季は故郷とともに巻き返しをはかる1年になる。
松中選手は来季のテーマを「家族」に定めた。「今年は(腎臓疾患を抱える)次男のがんばる姿に助けられた。来年は僕が次男を助ける番。家族みんなで優勝旅行へ行きたい。ハワイがいいな」。次男は現在も通院して闘病生活を続けており、7年ぶりのV奪回で勇気づけるつもりだ。テーマは八代市の名産・晩白柚(ばんぺいゆ)に書いて披露。故郷のPRにも一役買った。