2009/12/26 (土)

小久保選手、「ゴジラ打法」で5年ぶりの30発を誓う

契約更改を終えた小久保選手は会見を行う
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小久保裕紀選手が25日、「ゴジラ打法」で来季5年ぶりの30発を誓った。エンゼルス移籍が決まった松井秀喜選手の打撃をヒントにミートポイントを前方へボール2個分移した新打法へ挑戦することを決意。この日は球団と契約交渉に臨み、4年契約の最終年をサイン。7年ぶりのV奪回と“アーチスト”復活へ思いを強くした。また松中信彦選手も7年契約の5年目となる来季交渉に臨み、サインした。

小久保選手は、グレンチェックのスーツに身を包んで会見場に登場。正面を見据えると胸を張って言い切った。「もう1回、30本を打ちたいし、もう1回優勝したい」。4年契約の最終年の契約書にサインを記し、シンプルかつ、近年手が届かない目標を打ち立てた。

巨人時代の05年の34本を最後に届かないラインだ。今季は12年ぶりに全試合出場しながら18本。「全部出て18本ならもうやめなさいとなる」と、飛距離が出ない現実に危機感を抱いていた。その矢先に復活のヒントに出会った。エンゼルスに入団した松井秀喜選手だった。「テレビ番組で見たんやけど、松井秀喜の打ち方でポイントを前にするのを2月のキャンプで試そうと思う」。今季、ワールドシリーズで13打数8安打3本塁打8打点でヤンキースの優勝に貢献し、MVPにも選出された松井選手の打ち方を取り入れる。

従来の小久保選手は球を手元に引きつけ、ヘソの前でとらえてきた。腹筋と背筋を連動させ球を押し出すイメージだ。それを「ゴジラ打法」でポイントをボール2個分、前進。右ひじが伸び切るポイントでスイングのパワーをぶつける。「僕の理論とは違う」と認めるように変化球への対応にリスクもあるが、再び30本を狙うには変化が必要だった。

もちろん「2ストライクからしぶとく打つのは今年つかめた部分がある」と状況に応じた逆打ちも織り交ぜ、柔軟に対応する。「打順(争い)の前にイ・ボムホが来て、一塁か三塁を守ると言うし、万全の準備をしたい」。新加入したWBC韓国代表の李●机(●は、木ヘンに凡)選手との一塁争いも控え、打順にこだわらないほど危機感をみせた。

今季は主将として仲間に厳しい意見もした。ただそれは強い集団、チームにしたいという思いから。クライマックスシリーズ敗退した瞬間にベンチで泣いた。7年ぶりの頂点を狙う来季に向けては「うまさより強さだと思う。個々が強くなれば組織も強くなる」と、チーム全体に真の強さを求めていく。そのリーダー役となれるか。“アーチスト”復活は大きなカギを握る。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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