2月9日（土）、春季キャンプは第3クールに突入しました。この日からシート打撃が開始され、いよいよ実戦的な練習が本格的にスタートしました。

投手では金無英投手、二保旭投手、有馬翔投手、大場翔太投手が登板。なかでも好投が光ったのが有馬投手です。打者9人を完ぺきに抑え、牧原大成選手とペーニャ選手からは三振を奪いました（カウント1ボール1ストライクから開始）。プロ5年目にして初めてのA組キャンプを過ごす左腕は「オフに覚えたスクリューがだいぶ自分の球になってきました」と手応えあり。「一日一日を大事にしたい」と開幕一軍イコール支配下登録へさらに気を引き締めているようでした。

打者陣からは「今季第1号」のホームランが出ることはありませんでしたが、今宮健太選手が左中間フェンス直撃の長打を放ちバッティング面の成長をアピール。また、柳田悠岐選手もライトへ高々とフライを打ち上げましたが、残念ながら打球は右翼手のグラブに収まりました。ただ、わずか数ミリ、もしくはコンマ数秒のタイミングのずれだけで、柳田選手自身は「もったいなかった」という惜しい当たり。1号弾が飛び出すのにそう時間はかからないでしょう。

今クールではシート打撃が連日行われ、10日（日）は岩嵜翔投手や武田翔太投手、11日（月・祝）には寺原隼人投手や東浜巨投手、12日（火）には五十嵐亮太投手や大隣憲司投手が登板する予定（変更の可能性もあり）になっています。

そして、フリー打撃の打撃投手には攝津正投手が登板しました。今シーズン初めて打者に対する投球を行い、「今日はバランスやコントロールの確認。（狙ったコースに）大体いっていました。もっと精度を上げていきたい」と話しました。
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