秋季キャンプ2006

鍛練の秋、いよいよ本格始動です。ホークスナインが宮崎に集結。宮崎市・生目の杜運動公園での秋季キャンプをスタートしました。

キャンプレポート 監督・コーチインタビュー 選手・コーチの声

秋季キャンプレポート

Vol.4 地道に確実に力を!若手とベテランが特打・特守で最高の相乗効果
この秋、野手陣は目の色を変えて練習に励んでいます。「屈辱」や「責任」など様々な想いを胸に秘め、必死にバットを振り、ボールを追いかける毎日です。

キャンプイン前日、王貞治監督は野手陣だけを集めてミーティングを行いました。そこでは「バットを振る大切さ」を説き、選手たちに奮起を促しました。「1日1,000スイング」を目標にする選手もいました。 実際のキャンプの練習ではそれよりもっと多くバットを振っているように見えます。通常より長めに設定されたフリー打撃に、暗くなるまで行われる特打。生目の杜にはいつも木製バットの乾いた打球音が響いています。さらに宿舎に戻っても毎夜30分の素振りが行われており、選手たちは地道に、そして確実に力をつけています。

打つだけでなく守備の強化も課題です。キャンプ名物の「特守」では松田宣浩選手や本多雄一選手などの若手選手をはじめ、20代中盤になる稲嶺誉選手や吉本亮選手、ベテランの斉藤秀光選手が大声を出しながら必死にボールを追いかけています。1時間以上に及ぶ、ひとつのボールと1人の野球選手による「ガチンコ」は観る者の心までも熱くします。

ところで、秋季キャンプは若手選手を中心に練習をしていて主力選手は軽めの調整だけを行っていると思われがちですが、それは違います。30代の主力選手たちも張り切って汗を流しています。その代表格が柴原洋選手と本間満選手です。この2人は王監督から直々に「若手の手本となり引っ張っていけるように頑張ってくれ」と言われたそうです。柴原選手は「監督から直接そう言ってもらえるのは光栄です。期待されているのは嬉しいけど、同時に危機感も持って取り組みます」と話してくれました。主力選手の奮起は、自己成長と若手への刺激を生みます。最高の相乗効果です。

来シーズンへ向けたポジション争いもすでに始まっています。 捕手は、的場直樹選手と山崎勝己選手が今シーズンは一軍に定着しましたが「試合に出ることで自分の力のなさを実感しました」とさらに高いレベルで練習に取り組んでいます。大石友好バッテリーコーチは「ファームで3割を打った領健もいるし、荒川など若い選手もいる」と横一線を強調。このオフの過ごし方が来シーズンの明暗を分けそうです。


2006年11月15日掲載
(写真:中本 学/文:田尻耕太郎)




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