松中信彦選手が、早ければ6日の巨人とのオープン戦(ヤフードーム)にも実戦復帰する。右ひざリハビリで完全別メニュー調整のキャンプを終えた主砲は、今日2日から1軍練習に合流。回復具合と相談しながら試合出場のタイミングを探る。秋山幸二監督は9日からの関東遠征までの出場を示唆。すでにフリー打撃を再開するなど順調な回復を見せる主砲が、遠征直前の週末に本拠地で打席に立つ可能性が高まった。
開幕まで、残り20日を切った。だが松中選手の表情に、焦りは無かった。プロ初のB組(2軍)でのキャンプを終え、前日28日に福岡へと戻った。この日は本拠地ヤフードームで荷物整理。今日2日からは1軍に合流する。ただ、順調な打撃とは裏腹に依然ダッシュはできない状況。それでも昨年10月の右ひざ手術以来、一貫してぶれなかった開幕戦出場への意志の強さが、焦りを生まない。
松中選手「福岡での出場?まだ考えてないです。まだ走らないといけないんで。出る時は出ます。」
今日2日からは本拠地でオープン戦6連戦が組まれている。秋山監督は「(松中選手が)走る部分で状態が上がってくれば、試合に出られる」と話している。3月10日までのオープン戦出場が可能であれば松中選手に同20日の開幕戦へGOサインを出す構え。本拠地での6連戦後に始まる9日からの関東遠征(9日~)は開幕を想定した布陣となるため、松中選手にとって遠征前に打席に立つことの意味はとてつもなく大きい。回復具合を相談しながら、週末には試合に出る必要がある。指揮官はベースランニングが可能となれば、主砲をDHとして起用する構えだ。
松中選手は、地味で苦しいキャンプを乗り越えてきた。毎日、周りから見てもわからないほど少しずつランニングの強度を上げていった。歩くことからはじめたメニューは、キャンプの最終クールでスラローム走行を始めるまで段階までアップ。全力で走れないもどかしさを抱えながらも「打撃はすぐにはできないから」と、毎日バットだけは握った。この日、王貞治会長は「こっち(1軍)で一緒にやることで気持ち的にも盛り上がってくるでしょう。彼の姿を見るのが楽しみ」と愛弟子の1軍復帰を心から喜んだ。
球場を離れる際、松中選手は「明日からは早くきてやります」と車に乗り込んだ。早出で、ひざのケアやリハビリメニューを行い全体練習ではバットを振り込むつもりだ。主砲が必ず福岡のファンに「開幕OK」の朗報を届ける。