2010/03/06 (土)

ホークス、「盗塁革命」を起こす

1回裏無死一、三塁、松田選手のとき二盗を決める川崎選手。野手はカスティーヨ選手
1回裏無死一、三塁、松田選手のとき二盗を決める川崎選手。野手はカスティーヨ選手
1回裏無死一塁、川崎選手のとき本多選手は二盗成功
1回裏無死一塁、川崎選手のとき本多選手は二盗成功
4回裏1死一、三塁、小斉選手のとき柴原選手は二盗成功
4回裏1死一、三塁、小斉選手のとき柴原選手は二盗成功
前へ、前へ-。ホークスが「盗塁革命」を起こす。横浜とのオープン戦で走りに走って、8盗塁をマークした。この日4得点のうち、3得点が盗塁に絡んだものだった。小久保裕紀選手や多村仁志選手、田上秀則選手ら主力選手を温存した試合で、地上戦でも強みをアピール。幅のある攻撃パターンがさらに広がった。機動力野球が、秋山ホークス2年目のキーワードとなりそうだ。

誰もが一塁に出塁しただけでは満足しない。チャンス消滅のリスクを伴う盗塁が、この日最大の演出だった。1試合8盗塁。オープン戦史上13年ぶりの快挙に、秋山幸二監督も手応えは十分だ。「走れる人はみんな走らないとね。今のうちにね。どんどん走っていった方がいい」。納得した表情で試合を振り返った。

長打がなくても、好機は広がる。小久保選手、多村選手、田上選手ら長打力を持つ主力陣が試合出場を見送り、調整に充てた。この日打線の10安打は、いずれも単打。それでも迫力不足と感じさせないのは、スピード感あふれる地上戦を仕掛けたからだ。貪欲(どんよく)な盗塁攻め。結果として実ったのは、初回と4回の攻撃だ。

◆1回裏 1番本多雄一選手が左前安打。2番川崎宗則選手への2球目に二盗成功。3番川崎が左前打で続き一、三塁。川崎選手は3番松田宣浩選手の初球にスチール。無死二、三塁の好機は、松田選手の三ゴロの間の先制点を生んだ。

川崎選手は3回裏にも横浜寺原投手から5球のけん制を受けながら、二盗を試みた。結果は失敗…。悔しそうな表情を二塁上で浮かべた男は、初回の得点について「そういう意識(常に次の塁を狙う意識)があるから、あの1点もあった」と胸を張った。

◆4回裏 1死から5番長谷川勇也選手が中前安打。6番柴原洋選手への4球目に二盗。柴原選手は二塁内野安打で出塁した後、一、三塁のケースから盗塁成功。8番村松有人選手の右前2点適時打を呼び込んだ。

昨年リーグトップのチーム126盗塁を決めたように、走塁の意識は高い。だが、今季はさらにグレードアップ。現役時代4度の盗塁王に輝いた大石大二郎ヘッドコーチの加入で、投手が投球する前にスタートを切る「ギャンブルスタート」と、1歩目のタイミングを遅らせる「ディレードスチール」の極意が2月キャンプ中に選手へ伝えられた。大石ヘッドは走塁を重視する意味について、真意をのぞかせた。

大石ヘッドコーチ「(走者に)ノーマークになってほしくない。打者だけに集中させたくない。」

バッテリーが走者を気にかければ、配球は速球系に偏りやすく、打者のカウントも有利に持ち込みやすい。連打はなくても、1ヒットで得点が望める。ここまでオープン戦開幕以降、ホークスは7試合(練習試合含む)で19盗塁。これもシーズンでの盗塁革命への“序走”に過ぎない。
関連リンク > 、、、、、、
、、、
関連リンク > 個人成績(投手成績/打撃成績
関連リンク > メディア出演情報

(提供:西部日刊スポーツ新聞社

一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. ホークス、「盗塁革命」を起こす