2010/03/15 (月)

松田選手、“旧打法”で目覚める

5回表無死、左越えソロ本塁打を放つ松田選手
5回表無死、左越えソロ本塁打を放つ松田選手
開幕サードは譲らん!松田宣浩選手が“旧打法”で目覚めた。5回1死から左越えのソロ本塁打。2月26日の広島戦以来46打席ぶりのアーチをかけた。キャンプで取り組んできた新打法で結果を出せなかったが、バットをかつぐ昨年までの構えに戻したのが奏功。新助っ人、李■浩(イ・ボムホ)選手とのサード争いで最後の追い込みに入った。

松田選手の右肩にかつがれたバットが獲物をとらえた。0-0の5回1死、カウント1-1から広島前田健投手の投じた高めの変化球。ムダのないスイングは標的を逃さず、打球は空高く放物線を描いて左翼席へ飛び込んだ。反射防止用の黒いシールを目の下に張った顔に笑みが広がった。46打席ぶり(交流試合含む)の一撃は均衡を破り、ホークス打線爆発の口火を切った。

松田選手「昨日、安打が(2本)出て、今日も本塁打。フォームを変えて良くなっている。去年は(バットを)かついで長打が出なかったので、長打が出るのはいいこと」。

試行錯誤の出口が見えた。今季はグリップの位置を腰付近まで下げ、バットを立てて構える新打法に取り組んできた。キャンプ序盤のフリー打撃で快音を連発したほか、オープン戦初戦の2月26日広島戦でいきなり本塁打を放つなど絶好の滑り出しだったが、打棒は一気に急降下した。4日楽天戦の二塁打を最後に21打席連続無安打のトンネルに突入。打率は一時、1割台にまで落ちた。

サードを争うライバル李■浩選手の調子が上がる中、必死で打開策を探った。7日の巨人戦後には志願の居残り特打。静まりかえった本拠地で、再びバットをかついで構えるフォームを試した。「(かつぐ方が)バットが出やすくなってタイミングがとりやすい。フリー打撃だと、どんなフォームでも打てるけど実戦では去年の(打法の)方が確実性が上がる」。13日に7試合ぶりの安打を放ち、ようやく光明を見いだした。

この日はサードでフル出場したが、大石大二郎ヘッドコーチは開幕スタメンについて「(今日の先発メンバーが)そのままじゃない」と結論を持ち越した。松田選手自身もまだ満足はしていない。「ボール球を振っている」と2三振を反省。残る実戦は16日に行われる四国・九州アイランドリーグ選抜との交流試合(ヤフードーム)だけ。最後の最後までアピールし続けるしかない。

※■は木へんに凡
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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