2010/03/28 (日)

杉内投手、14奪三振の快投で2勝目を挙げる

2勝目を挙げた杉内投手は抑えの攝津投手と笑顔で握手を交わす
2勝目を挙げた杉内投手は抑えの攝津投手と笑顔で握手を交わす
先発の杉内投手は7回1失点14奪三振の好投を見せる
先発の杉内投手は7回1失点14奪三振の好投を見せる
杉内俊哉投手が7回1失点14奪三振の快投で2勝目を挙げた。序盤はピンチの連続だったが、オリックス金子投手との投げ合いで先制点を許さず、開幕から4連勝中だった岡田オリックスを止めた。120球の球数制限を与えられた中で、伊良部と並びパ・リーグ歴代6位となる36度目の2ケタ奪三振をマーク。3年連続の奪三振王に向け、勢いをつけた。

ねじ伏せた。しなる左腕から繰り出される白球は、バットに触れさせることを許さない。杉内投手がオリックスの快進撃とチームの連敗を止めた。「自分らしい投球だった」。7回1失点で降板しながら自己最多記録にあと1と迫る14K。お立ち台でマイクを向けられ、誇らしげに胸を張った。

杉内投手「追い込んだら全部、三振をとるぐらいの気持ちで投げていた。」

奪三振ショーは“新兵器”で幕を開けた。初回先頭の坂口選手を仕留めたのは、今季から左打者に対しても本格的に使い始めたチェンジアップ。内角高めに決まると、相手はピクリとも動けず見逃した。「打ちづらかったんじゃないかな。打者には(感想を)聞いてないけど」。14奪三振の決め球の内訳は直球5、チェンジアップ4、スライダー5。まんべんなく球種を使い分け、的を絞らせなかった。

3回までは毎回、得点圏に走者を背負ったが、最後のアウトはすべて三振で奪った。「粘りが持ち味だし、投手は粘ってナンボ。向こうがエースの金子君だったので、先に点を取られないように投げた」。チームの天敵相手に1歩も譲らず、3回までに早くも8奪三振。5回には伊良部と並んでパ・リーグ歴代6位タイとなる36度目の2ケタ奪三振に到達した。

ベンチでは接戦中でも白い歯を見せる場面が目立った。前日までチームは球団史上初の2試合連続15失点以上と苦しんでいたが、エースは努めて明るく振る舞った。以前に明かしたことがある。「人に調子を聞かれたら、どんな時でもたいてい『絶好調です』って答えるんです」。周囲に余計な心配をかけないのが杉内流。だから、チームが暗い時こそ背番号47は明るい。昨季はマウンド上で歌を口ずさんだこともあるほどだ。高山郁夫投手コーチは「嫌な流れを断ち切ってくれた」と感謝した。

失点は6回の田口選手に浴びたソロ本塁打だけ。中5日で次回登板(4月2日楽天戦)を迎える予定も見越して120球の球数制限が設けられており、今季初完投はおあずけになった。「次につながる投球だった。家に帰ってお酒でも飲もうかな」。来週の仙台でも、さらなる快投で勝利を導く。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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