2010.10.18 MON
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念願の日本シリーズ進出まであと1勝と迫るも、昨日の敗戦で足踏み状態となったソフトバンク。何が何でも食らいつくロッテを振り切り、今日こそヤフードームへ応援に駆けつけた大勢のファンの前で、夢の舞台への出場権を獲得したいところです。
その大事な試合で先に流れを引き寄せたのはソフトバンク。1回に本多の四球と盗塁などで2死2塁のチャンスを作ると、4番・小久保が左中間フェンス最上部を直撃するタイムリー2塁打を放ち、幸先良く1点の先制に成功します。
すると早い段階で打線の援護を受けた先発・大隣が、立ち上がりから力のある直球とキレのある変化球を武器に序盤3回を一人の走者も許さぬ完璧なピッチング。更に続く4・5回にはヒットこそ打たれるも、落ち着いて後続をピシャリ。気迫溢れる力投でロッテ打線を前半わずか2安打に封じ込め、スコアボードにゼロを刻んでいきます。
試合は1点リードのまま折り返した後半。何が何でもこのリードを死守したいソフトバンクは、6回に好投の先発・大隣を降板させ、勝利の方程式の一角を担う2番手・ファルケンボーグをマウンドヘ。するとそのファルケンボーグが、わずか7球で三者凡退に抑える好リリーフ。しかし続投した7回、ロッテ打線に捕まってしまい、井口・サブローの連続2塁打で同点。更に代わった3番手・攝津もこの悪い流れを断ち切れず、福浦・里崎のタイムリーで2点を失い、この回ロッテに計3点を奪われ、終盤でまさかの逆転を許してしまいます。
それでも、何としても今日で決めたいソフトバンクは2点を追う8回。先頭・本多が二遊間をしぶとく破るヒットで出塁すると、続くオーティズが初球をレフト線へ弾き返し、1塁から激走した本多が一気にホームイン。すぐさま1点差に詰め寄り、逆転への望みを繋ぎます。
ところが直後の9回表、前の回から続投した4番手・森福が簡単に2死を取るも、そこから西岡に2塁打、更に続く清田にはレフトスタンドへクライマックスシリーズ・第2号となる2ランアーチ。いい流れで裏の攻撃に繋げたいところでしたが、大事なところで踏ん張り切れず、リードを3点へと広げられてしまいます。
それでも打線を爆発させ、3点差をひっくり返したい9回裏の攻撃。しかし頼みの打線もロッテの抑え・小林宏の前に無念の三者凡退。序盤でリードを奪うも終盤で試合をひっくり返され、傾いた流れを戻せなかったソフトバンク。悔しい逆転負けでロッテに2連敗を喫し、クライマックスシリーズ・ファイナルステージの第5戦を終え、対戦成績を3勝3敗の五分に戻され、ロッテに逆王手をかけられてしまいました。
泣いても笑っても明日の最終戦を残すのみとなったこの熱き戦い。日本シリーズ進出という最高の形でこの戦いに決着をつけるべく、ソフトバンクナインは明日の決戦に持てる力の全てをぶつけます。

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