2017/02/28 (火)
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3年目松本投手、開幕ローテ「そこは目標」

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2月28日(火)、A組はこの日から「球春みやざきベースボールゲームズ」に臨みました。3月2日(木)まで、アイビースタジアムで連日試合を行います。

初戦はイーグルス戦でした。この試合では2人の若鷹ピッチャーが好アピールを見せました。

1人目は先発した松本裕樹投手。立ち上がりに失点しましたが、「そこは少しの修正で大丈夫」と振り返ったように、その後はしっかり立ち直りゲームメイクしました。予定の3回を投げ切り1失点のみ。初回にはけん制の連係ミスでピンチを広げる場面もありましたが、2回には一塁走者を見事にアウトにしました。

今春のキャンプでは直球の力強さを磨くことをテーマにしていました。もともと変化球と制球力には定評がありましたが、プロ入り前に右肘を故障して、スピードが落ちていました。この日は最速143キロをマーク。力強いストレートで押し込む場面も見られました。

「フォームも感覚がよくなってきた。肘も全く気にならずに投げることが出来ています」

目指すは開幕一軍入り。つまりは開幕ローテ入りです。「そこを目標にやっていきたい」とプロ3年目の若武者は目を輝かせました。

もう一人は石川柊太投手。中継ぎで2回を投げて打者6人のパーフェクト投球でした。石川投手は一軍登板経験がないため、主力クラス相手に投げたのはプロ入団後初めてでした。「自分のボールで打者がどんな反応を見せるのかが楽しみでした」。石川投手の投げ込んだボールは、途轍もないものでした。

マウンドに上がった1球目に自己記録を更新する154キロをマーク。2イニング目にはさらに上回る155キロを計測しました。縦に割れるスライダーも低めに決まり、相手打者を完全に翻弄。「押し込むこともできました」と手ごたえを得ていました。

「でも、スピードだけにこだわるつもりはありません。球のキレが大事だと思っています」

中継ぎ起用が濃厚な右腕。開幕から一軍に名を連ねて、デビューを果たすべく今後もアピールを続けていきます。

2017年2月28日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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