2017/04/30 (日)
球団

南海OBの藤原満さん当時のユニ姿でナイス投球

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京セラドームで行われているバファローズとの共同イベント「KANSAI CLASSIC」。2戦目の4月29日(土・祝)にはゲストとして南海ホークスOBの藤原満さんが登場しました。

現在、福岡では野球解説者ならびに朝の番組の顔としてお馴染みの藤原さん。今回の復刻された1980年モデルのユニフォームに身を包み、セレモニアルピッチを行いました。

ちなみに、1980年当時の藤原さんは34歳で、「バリバリですよ。南海でキャプテンをしていた」とのこと。この年の藤原さんは主に「1番サード」を務め、119試合に出場。打率.300、8本塁打、37打点、21盗塁でチームを牽引しました。

その他の選手では門田博光さんが41本塁打をマーク。人気者だった香川伸行さんがルーキーで高卒1年目ながら8本塁打を放って注目されたシーズンでもありました。

しかし、投手陣は全体的に不調。チームはなかなか勝てずに48勝77敗5分でパ・リーグ最下位に。それもあって、このユニフォームは1シーズン限りで封印されることになってしまったのです。

それでも「このユニフォームのことはよく覚えているよ。懐かしいね」と話す藤原さん。セレモニアルピッチでは、「南海ホークスの歌」が場内に流れる中でマウンドに向かい、捕手役の中村晃選手へ見事ノーバウンド投球を届けました。当時の背番号「7」と、現在の「7」が1つのボールによって結ばれました。

また、この日は京セラドーム内でトークショーにも出演。このユニフォームについて「ちょうどテレビを意識し始めた時代。だからそれを意識してロゴ下の番号を赤くしたり、帽子のツバをオレンジにしたり、映りばえをよくしようとしていた」と当時のエピソードを明かしました。

そして「南海対近鉄。それに当時は阪急もあった。パ・リーグに3球団も関西のチームがあったんです。関西はパ・リーグの原点ですよ。みんなで苦しみも味わいました。パ・リーグは選手、首脳陣、そしてフロントもみんな努力しました。セントラルには負けない、巨人には負けないとみんな頑張りました。前後期制を導入したり、予告先発を導入したりみんないろいろ考えていましたよ」と懐かしんでいました。

2017年4月30日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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