12月27日から札幌ドームで開催される「NPB12球団ジュニアトーナメントsupported by 日能研」に向けて毎週末練習試合を行うなどして鍛練を重ねるホークスJr。
大会まで1カ月を切った12月2日(日)はホークスのファーム本拠地のお膝元である筑後市の選抜チームと、タマホームスタジアム筑後で交流試合を行いました。
ここまで中学生チームを相手に勝利を収めるなどして自信を深めつつあるホークスJr.は、試合序盤からもう攻撃を仕掛けました。初回、3番・長村勇哉選手の2ランで先制すると、続く4番・中尾湊選手も右越えの一発を放ちいきなり3点を先取します。さらに2回にも2番・秋吉晟汰選手や4番・中尾選手のタイムリーでまた3点を追加し、6対0と大きくリードを広げました。
先発マウンドに立ったのは山崎いぶき選手。〝本家″ホークスが日本一に輝いた日本シリーズ第6戦で見事な始球式を披露した強心臓の女子投手は筑後選抜打線を3回無失点に抑える好投。その後井口涼太投手、筒井蓮投手とつないでリードを守りました。打線は最終回の7回にも追加点。試合は8対1でホークスJr,が圧勝しました。
新垣渚監督は「ここまで2か月ほど活動してきて、チームの結束も固まってきました。今日みたいに打てればいいけど、本大会では相手もいいピッチャーばかり。簡単には点は取れないでしょう。そうなれば守り。ミスを少なくすることで、勝機は拡がります。選手たちは意識を高く持ってプレーしてほしいですね」と話しました。
本大会ではまずグループDに属し、同組のバファローズJr,とベイスターズJrとの対戦に臨みます。「どちらも強いです。だけど、我々ももちろん優勝を目指しています。まずは決勝トーナメントに進むことです」と新垣監督からは力強い必勝宣言も飛び出していました。
2017年12月2日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)