2018/03/16 (金)
選手

ウエスタン開幕!今年も筑後が熱くて、楽しい

 1軍に先駆けて2軍のウエスタン・リーグが3月16日(金)に開幕しました。

 開幕戦は本拠地のタマホームスタジアム筑後でのタイガース戦。開業3年目を迎えたHAWKSベースボール筑後は、開幕を祝うお祭りムードで、球場正面スペースには筑後グルメが味わえる多くの出店や、温泉街の筑後船小屋にちなんだ無料足湯も登場していました。

 また、今季からタマスタ筑後のウエスタン戦は新ファームDJがスタンドを盛り上げます。DJななとDJカイラにとってもデビュー戦。初々しさたっぷりの表情で開幕イベントを華やかに彩っていました。

そして、開幕3連戦のタマスタ筑後は太鼓パフォーマンスが試合前に連日披露されます。16日は和太鼓UNIT「壱打」(いちだ)が迫力あるパフォーマンスでチームにパワーを送るとともに、スタンドの熱気をさらに高めていました。また、開幕始球式はタマホーム株式会社の玉木康裕・代表取締役会長兼社長兼CEOに務めていただきました。

 試合はシーソーゲームの展開。3点差を追いかける終盤の7回裏に3番・牧原大成選手のタイムリーや5番・塚田正義選手のタイムリー二塁打で同点に追いつくと、8回には先頭の6番・黒瀬健太選手が二塁打で出塁。代走で出場した古澤勝吾選手が相手暴投で三進した際に、捕手が悪送球をして勝ち越しのホームを踏みました。また、塚田選手は2安打3打点の活躍でした。

 投げては千賀滉大投手がシーズン開幕を見据えて、この日は筑後で登板。「確実にステップアップしている」と手応えのある投球で5回1失点。最後のイニングはアウト3つをすべて三振で奪い、得意のお化けフォークも冴えていました。ストレートも最速153キロをマーク。「今日は曲げ球というか変化球でしっかりカウントをとることをテーマにしていました。フォークの落ち、ストレートも良かった。全体的にはやりたいことをやれたかなと思っています」と納得の表情を浮かべていました。

 試合は7対6でホークスが勝利。5年ぶりの現場復帰となった小川一夫2軍監督は「勝てた嬉しいし、寒い中でも2000人近い(1997人)お客さんが来てくれた。選手にとっては大いに励みになります。課題もたくさん出たけど、それを潰していくのもファームの役割。課題が出たのを前向きにとらえたい」と話していました。

 開幕シリーズのタイガース戦は17日(土)、18日(日)も行われます。開始はいずれも13:00です。

2018年3月16日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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