北海道でのファイターズ戦では球史に残る快記録が誕生しました。21日（土）、柳田悠岐選手がサイクル安打を達成しました。プロ野球史上65人目、通算70度目。ホークス球団では2003年の村松有人選手（現1軍外野守備走塁コーチ）以来、15年ぶり4人目でした。
柳田選手は初回に先制4号ソロ本塁打を右翼席へ運ぶと、ヒット、二塁打、ヒットで4打数4安打を記録。そして迎えた8回の第5打席、右中間を破る打球を放つと全力疾走で三塁へ。見事セーフとなり“偉業”を達成しました。鹿児島の劇的サヨナラ弾など華々しい活躍が目立つ柳田選手のますますの活躍がこれからも非常に楽しみです。

今週はライオンズ、バファローズとの対戦。
ライオンズ戦はホーム開催です。24日（火）は今季初めての北九州市民球場での主催ゲーム。25日（水）、26日（木）はヤフオクドームでの試合となります。前回ビジターで戦ったカードでは悔しい2連敗。相手は打線好調ですが、ホークス先発投手陣も徐々に調子を上げています。リリーフ陣も全員で奮投中。獅子の独走をこのまま許すわけにはいきません。

28日（土）からは京セラドームでバファローズと3連戦です。この3試合は「KANSAI　CLASSIC　2018」として開催され、ホークスは南海ホークスが1984年から1988年まで着用したビジターユニフォームを復刻したモデルを着用して臨みます。一方のバファローズは近鉄バファローズ復刻ユニフォーム（1978年～1996年着用ビジターユニフォーム）。当時大阪を本拠地としたチーム同士の「ダービーマッチ」。意地と意地がぶつかり合います。ホークスにとって球団創設80周年の特別な年でもあり、特に負けられない戦いとなります。

そして、通算2000本安打達成目前の内川聖一選手。ここまで1990安打を積み重ね、いよいよ最終カウントダウンとなりました。今週の6試合で到達なるか、1試合1試合はもちろん毎打席に注目必至です。

今週の試合予定

2018年4月23日掲載
田尻　耕太郎（スポーツライター）