5月27日(日)のイーグルス戦(ヤフオクドーム)ではJAXA宇宙飛行士の若田光一さんが始球式を務めました。
この試合は「ナショナル ジオグラフィック JAXAスペシャルデー」。ドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック」(運営FOXネットワークス株式会社)にて、宇宙飛行士が地球の神秘に迫るドキュメンタリー番組『宇宙の奇石』の放送を記念し、若田さんがヤフオクドームのマウンドに上がりました。
高校時代は甲子園を目指して野球部に所属していたという若田さんは、左打者のインハイへ力強いボールを投げ込みました。
「宇宙に行くよりも緊張しました」と笑みを浮かべた若田さん。それでもノーバウンド投球には「重力が働いてワンバウンドになるかと思いましたが、ノーバウンドで届いてよかったです」と宇宙飛行士らしいコメントで振り返りました。ちなみに宇宙でボールを投げるコツも伝授。「人間は地球上の重力を自然と頭で計算してボールを投げようとします。宇宙空間で同じように投げるとボールは浮いてしまうのです。なので、叩きつけるように。そうすれば真っ直ぐボールが行きます」とエピソードを語ってくれました。
また、大学、大学院時代の6年間を福岡で過ごしたということで、「当時はまだヤフオクドームはなく、今回初めて来ることが出来ました。やはりホークスには愛着があります」と話していました。
2018年5月27日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)