2018/07/17 (火)
球団

伝説の守護神ペドラザ氏が始球式「心は福岡に」

7月16日(月・祝)のライオンズ戦(ヤフオクドーム)は「鷹の祭典2018」の地元福岡での初戦。それを彩るレジェンドOBがヤフオクドームのマウンドに帰ってきました。

かつて守護神として大活躍したロドニー・ペドラザ氏が始球式に登場しました。

ペドラザ氏は1999年途中にダイエーホークスへ入団。当時の王貞治監督が抑えに抜てきすると、そこから大活躍が始まりました。この年、ホークスは28年ぶり、福岡移転後としては初めてのリーグ優勝を飾り、日本一まで駆け上がりました。

翌年も最優秀救援投手賞に輝く活躍でリーグ連覇に大きく貢献。2001年にもセーブ王を獲得し、在籍4年で通算117セーブを記録しました。

2003年は巨人で1年間プレーして、その後引退。日本球界を離れてから来日したのは今回が初めてとのこと。「王さんとお会いしたのは2002年以来。(同僚だった)工藤さんが監督をやっているのは知っていたし、その前が秋山監督だったこともね。日本の野球のことはインターネットでチェックしているから」と話し、「ホークスは素晴らしい球団、僕の心は常に福岡にある」とホークス愛を貫いていることも口にしていました。

名前がコールされてマウンドへ向かう途中、当時懐かしむファンからは大歓声が沸き起こりました。「良い思い出がよみがえってきた。ただ、あの頃は集中してマウンドに向かっていたから歓声は聞こえていなかったけど、今日は耳に届いた。本当に素晴らしかった」。投球も左打席のライオンズ秋山選手の膝元へ、往年の制球力を感じさせる投球を披露。しかし、捕手のミットの手前で惜しくもワンバウンドしたことをとても悔しがっていました。

ちなみに、現在はテキサスで牧場経営をしているそうです。

2018年7月17日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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