2018/08/27 (月)
球団

「レジェンドデー」に斉藤和巳氏、ズレータ氏

8月26日(日)のライオンズ戦(ヤフオクドーム)は、4度目となる「レジェンドデー」として開催されました。

今年、球団創設80周年を迎えたホークス。南海、福岡ダイエー、福岡ソフトバンクのそれぞれの帽子マークをアレンジした「球団創設80周年記念ロゴマーク」と、過去と現在の連携をテーマとした「80周年記念ユニフォーム」を作成。「レジェンドデー」ではこの記念ユニフォームを選手、監督、コーチが着用して臨みます。

また、ホークスのレジェンドOBがゲストで登場。この日のヤフオクドームに来場したのは、沢村賞に2度輝き「負けないエース」としてホークスを支えた斉藤和巳氏、2005年に43本塁打を放つなど「パナマの怪人」の異名で人気を博したフリオ・ズレータ氏でした。


試合前にはヒルトン福岡シーホークでトークショーも行われ、390名の来場者で大いに賑わいました。

ズレータ氏がホークスに入団したのが2003年のシーズン途中。この年、斉藤氏は20勝を挙げて1度目の沢村賞に輝きました。その年にタイガースと対戦した日本シリーズ第1戦は、斉藤氏が先発し、ズレータ選手がサヨナラヒットを打って勝利し、そのまま日本一へとのぼりつめました。ズレータ氏は当時エースの斉藤氏のことを「自分はアグレッシブなプレースタイルをしていた。当時のホークスにはいい投手がたくさんいたが、彼はとても闘志をむき出しにして僕に似ていた。他のピッチャーとは違うなと感じていた」と言います。一方で、斉藤氏は「僕が選手会長になった2006年頃。当時はキャプテン制度はなかった。僕は、フリオ(ズレータ氏のファーストネーム)を外国人選手として見ていなかったので、日本人選手と同様に若い選手の模範になって、チームの先頭に立ってくれと伝えていた」と強い信頼関係を築いていたことを振り返りました。

その後、試合前のグラウンドで行われたセレモニアルピッチに登場。斉藤氏がマウンドに立ち、ズレータ氏が打席へ。当初の予定では空振りするとのことでしたが、ズレータ氏がストレートを打ち返して、結果はピッチャーゴロでした。

斉藤氏「投げたのは2月のOB戦以来ですが、ピッチャーの本能でインコースに行きましたね(笑)でも、やっぱりヤフオクドームのマウンドからの景色は懐かしかったです」

ズレータ氏「大好きな福岡に戻って来られて、(当時監督の)王会長とも会ってお話が出来て嬉しかった。また、打席に立ってスタンドから応援歌が聞こえてきて鳥肌が立ちました」

次回、第5回の「レジェンドデー」は9月9日(日)のバファローズ戦。レジェンドOBゲストは“三冠王”松中信彦氏をお迎えします。


2018年8月27日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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