1月9日(水)、HAWKSベースボールパーク筑後で新人合同自主トレがスタートしました。
初日は基礎トレーニングを中心に軽めのメニューでしたが、それでも約2時間の練習でしっかりと体を動かすと、かなり冷え込んだ一日にもかかわらずルーキーたちの顔には汗がしっかりとにじんでいました。
甲斐野央投手は「トレーナーさんから初日だから軽めと聞いていましたが、体全体にキテいます」と苦笑い。「ランニングはみんなもキツイと言っていました。でも、プロで戦っていくために大事。地道にやっていきたい」と意気込みを見せ、キャッチボールについても「今日は塁間位の距離だったので、バランスを考えて飛ばし過ぎないように」とマイペースをしっかり貫くあたりには159キロ剛腕投手の風格のようなものを感じさせました。
一方で杉山一樹投手は異例のブルペン入り。「誰かが入ってから、焦って投げるのが嫌だった。自分のペースを守りたかった」と32球を投げました。昨年のうちに決めていたらしく、今年早くも3度目のピッチング。「社会人時代も1月に投げていましたから」と笑っていました。性格も明るく、初日から早くもムードメーカー的存在となっており、今後も注目度が高まっていきそうな選手の一人です。
一方で26歳ルーキーの奥村政稔投手はやはり落ち着いた様子。「トシが離れた選手が多いですが、仲良くやっています。ランニングでは野村が隣にいて『野村頑張れ~』と声が飛んでいたので『奥村も頑張ります~』と思いながら走っていました」と笑顔を見せていました。
新人合同自主トレはHAWKSベースボールパーク筑後で今月29日(火)まで行われる予定です。休日予定日は11日(金)、15日(火)、19日(土)、23日(水)、27日(日)となっています。
2019年1月9日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)