2019/03/12 (火)
選手

【戦評】甲斐選手、1号弾は同点2ラン!

3月12日(火)ホークス2-4ジャイアンツ 北九州

 開幕ローテ入りを目指している大竹耕太郎投手が4回1失点と結果を残し、これで今春の実戦は計14回を投げて2失点。目標へまた一歩前進した。
「あまり調子は良くなかった」と話した左腕だが、チェンジアップやツーシームを有効に使って巨人打線に的を絞らせなかった。3回には満塁のピンチを背負ったが最少失点に踏みとどまってゲームメイクもした。工藤公康監督はローテ入りの明言こそしなかったが、「前に進んでいる」と評価。大竹投手は本来、13日のファーム戦で登板予定だったのが10日午後に変更が告げられた。「ウエイトをがっつりやっちゃいました」と調整が難しかった中でも、しっかり粘りきれたのは確かな自信となったはずだ。

 打線では甲斐拓也選手が6回に同点弾。甲斐選手は2年前7月の「鷹の祭典in北九州」で2打席連続本塁打を放つなど相性ばっちりの球場だ。工藤監督も「北九州に強いところを見せてくれたね」とニコリ。今季公式戦も2試合(5月14日・ライオンズ戦、7月17日・ファイターズ戦)が組まれており、早くも楽しみだ。

 試合は2対2の同点で迎えた終盤8回、甲斐野央投手が痛恨の勝ち越し2ランを浴びて敗れた。敗戦投手となったルーキーだが、工藤監督は「打たれて勉強になることもあるし、抑えて勉強になることもある。それがピッチャー」と話し、次回登板でのリベンジに期待を寄せていた。

2019年3月12日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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