2019/03/14 (木)
選手

【戦評】サファテ投手が初登板!デスパも4番で

3月13日(水)ホークス3-2ジャイアンツ ヤフオクドーム

平日のオープン戦ながらヤフオクドームには39,050人が来場。昨年の定員(38,530人)を上回るファンの大声援に後押しされた投手陣は、奪三振ショーで期待に応えた。

登板6投手で計14奪三振。なかでも圧巻の投球を見せたのが武田翔太投手だった。4回から登板し最初の打者にヒットを許したものの、そこからは快投が始まった。次のイニングの3アウトまで巨人の1番打者から5者連続で三振。150キロに迫る直球に加えて、得意のカーブも切れ味バツグンだった。ここまで実戦で好結果を残せずにいたが、工藤公康監督は「後ろ(テイクバック)をコンパクトにしたことで、前が大きく使えるようになった。自分でいい調整をしてくれたのだと思います」と笑顔。開幕ローテ入りについても「だと、思います」と明言。頼もしい背番号18が輝きを取り戻してきた。

また、外国人勢が初実戦。9回に登板したサファテ投手は昨年4月以来11か月ぶりの登板となり、「アドレナリンが出るというより最初は緊張した」と苦笑い。「自分の中では忘れられない瞬間になった。ヤフオクドームのマウンドに上がって、投球練習の時はファンやチームメイトを背中に感じていた。何とも言えない気持ちになった」。満塁のピンチを背負ったが、きっちり無失点で抑えるあたりは流石の一言。セーブをマークして復帰マウンドを飾った。

その前にはモイネロ投手が登板して150キロ超の直球やブレーキの利いたチェンジアップを披露して調子の良さをうかがわせた。また、4番打者ではデスパイネ選手がスタメンで出場し、最初の打席でセンター前ヒットを放った。さらに積極的な走塁も見せてコンディションは万全。オープン戦も折り返し点を迎えたところで一気に戦力に厚みが増してきた。

2019年3月14日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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