5月11日(土)、12日(日)の「タカガールデー」では、今年も乳がんの撲滅や早期発見の啓発・推進を呼びかける「ピンクリボン運動」の呼びかけが実施されました。
「タカガールデー」(前身の「女子高生デー」時代を含む)当日は、NPO法人「ハッピーマンマ」と協力し、2009年から「ピンクリボン運動」の呼びかけなどの取組みを実施しています。今年で11回目となりました。
試合では、1人でも多くの来場者やメディアを通じて試合を観戦する方々に認知して頂くために一塁、二塁、三塁の各ベースをピンクリボン模様の特別仕様に変更し、ネクストバッターズサークルもピンクリボンマーク仕様にしています。さらにホークスビジョンの文字をピンクにし、今年からは選手たちがピンクリボンユニフォームを着用して試合に臨みました。
また、ヤフオクドーム5ゲートの大階段下には乳がん検診車もやって来て、今年は初めて無料にてマンモグラフィによる乳がん検診を受診頂ける取り組みも行われました。11日には197名、12日には203名の女性ファンの方が受診に来られました。
そして今年も試合前には、コーチや選手たちが乳がん検診を呼びかけるパンフレットなどのピンクリボングッズを女性ファンへ手渡しして、ピンクリボン運動の認知向上に努めました。
11日はホークスから本多雄一コーチ、森唯斗投手、甲斐野央投手が参加。12日は村松有人コーチ、今宮健太選手、森投手、甲斐野投手が登壇し、さらに両日ともマリーンズの鳥越裕介コーチも登場しました。
そして昨シーズンからピンクリボン運動についてチームの先頭に立って活動している中村晃選手がチーム1勝につき2万円を寄付することも11日に発表がありました。「今年も引き続き、ハッピーマンマへの寄付を行うことにしました。ピンクリボン運動について、より多くの人が知るきっかけになってほしいと思っていますし、乳がんで亡くなる人や悲しい思いをする人がひとりでも少なくなるように、と願っています。」とコメント。さらに鳥越コーチから「マリーンズとホークスとの直接対決に限ってですが、マリーンズが勝った場合は私が1勝につき2万円を寄付いたします」とステージ上で発表がありました。
苦しむ人、悲しむ人が1人でも少なくなることを願うばかりです。
2019年5月13日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)