2019/05/16 (木)
選手 ファーム

田城選手が3、4月度「ファーム月間MVP」に!

5月16日(木)、3、4月度「スカパー!ファーム月間MVP賞」が発表され、ウエスタン・リーグ部門で田城飛翔選手が選ばれました。

田城投手は育成選手ながら、2番と4番以外の7つの打順に渡り、20試合で先発出場。途中出場も併せると25試合に出場しました。どの打順でも安定した打撃を見せ、打率.359、得点圏打率.381はともにリーグ2位の高打率をマークしました。

田城選手は神奈川県出身の20歳外野手。2016年育成ドラフト3位で八戸学院光星高校から入団しました。昨年までは三軍で経験をしっかり積み、飛躍のきっかけは今年1月の自主トレと2月の宮崎キャンプだったといいます。

「今までの野球人生ではなかった考え方でバッティングをしています。アキラ(中村晃)さんに自主トレに連れて行ってもらい、感じたことがあった。僕は強く遠くに打球を飛ばすためには思いっきり振らないといけないと考えていました。だけど、アキラさんって軽くというか、スパーンと振り抜いた打球がものすごく飛んでいく。『力じゃないんだよ』と言われました」

頭で理解をしても体でなかなか表現できずにいたところ、背中を押してくれたのは新井宏昌2軍打撃コーチでした。

「自分が分からなかったことを新井コーチとやっている中で理解できるようになってきた。新井コーチからも力じゃないと言われました。『力で飛んでいくんやったら、小柄な選手はプロで生きていくのは無理やろ。でも実際は違うじゃないか』と。そして新井コーチからは『タイミング負けするな』、アキラさんからは『タイミングを早めに取って行け。差し込まれたら負けだ』と言われました。だから、今はしっかり準備をすることを意識して打席に入っています」

余計な力が抜けたことで芯でとらえる確率が格段に上がりました。

背番号135からの脱却を胸に秘め、日々アピールを続けています。

表彰式は5月30日(木)のホークス対ドラゴンズ(タマスタ筑後・13:00)の試合前に行われます。

2019年5月16日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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