2019/11/08 (金)
選手

野村選手、初めての秋キャンプで何を感じるか

11月8日(金) 宮崎秋季キャンプ第2クール3日目

宮崎秋季キャンプはこの日で第2クールまでが終了しました。連日の好天に恵まれており、充実の鍛えの秋となっています。

春季キャンプと秋季キャンプでは練習メニューが少々違います。春はこれから始まるシーズンに向けて、チーム連係プレーなど実戦を意識した練習が多くなります。一方で秋は体力強化や個人技術の向上がメインとなります。そうなると、厳しい練習メニューも当然多くなります。

秋のキャンプ初体験のルーキーたちは泥だらけ、汗だく、そして顔を歪めながら必死に毎日食らいついています。

この日注目したのは野村大樹選手です。早実から入団した右打ちの内野手。今季非公式戦(3軍戦など)では95試合に出場して打率.323、5本塁打、51打点と持ち前の勝負強さを発揮しました。一方でウエスタン・リーグ公式戦では22試合出場で打率.191、0本塁打、10打点とプロの壁も感じましたが、それでもシーズン最終盤の9月28日のバファローズ戦(京セラドーム)で一軍デビューを果たしました。すると、その初打席でライト前へ見事なプロ初安打をマークしてみせたのです。

「あの一本が僕に大きな自信となりました。10月のフェニックスリーグはそれ以前と打席での心構えや気持ちが全然違いました」

二軍でもプロを相手にすると少し受け身になったり萎縮したりしていたのが全くなくなりました。フェニックスリーグ期間中は打率4割超をマーク。充実感を持ったまま秋のキャンプを迎えています。

「成績自体に満足はしていませんが、一年間大きな怪我もなくやれたのも自信になりました。また、1年間を経験したことで、秋のきつい練習も『こんな意味があるんだ』『ああいう場面で生きるんだ』と分かるようになったので、前向きに取り組むことが出来ています」

11月下旬からは台湾で行われるウィンターリーグにも参戦して、さらに若い翼を磨き、鍛え上げてきます。プロ2年目はどんな奮闘を見せてくれるのか。期待が高まるばかりです。

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