2020/02/12 (水)
選手

和田投手「良い方向へ」工藤監督と話し込む

2月12日(水)キャンプ第3クール2日目

この日の「ホークス宮崎春季キャンプSupported by Jwave」は残念ながら一日中雨模様。生目の杜運動公園内の「はんぴドーム」での練習となり、A組は通常どおり午前中から、B組は午後スタートという時差練習で行われました。

また、それぞれの練習前には、11日に逝去したホークスOBの野村克也氏を悼み、黙とうが捧げられました。

A組のブルペンではサファテ投手、和田毅投手のベテラン勢をはじめ、松田遼馬投手、津森宥紀投手、尾形崇斗投手がピッチングを行いました。報道陣から取材を受けたサファテ投手は、質問を通訳が訳す前に応え始めました。まず開口一番で「グッド!」と笑顔。「全球種を投げたし、日に日に感覚はよくなっている。手術してからのブルペンでは今日が一番良かった。パワーも出てきた」と大きな手ごたえをつかんだ様子でした。

一方で「今日はどうしようもない状態でした」と唇をかんだのは和田投手でした。セットポジションからの投球を試しましたが、納得がいかずに一旦投球練習を終えてもまたマウンドへ。その後は工藤公康監督と30分近く、身振り手振りを交えて、助言をもらいながら修正に努めました。「今の時期でよかったと捉えています。まだ悩んで悩んで、なるべく早く良い方向に進めるようにしたいですね」。

昨年は2年ぶりに一軍マウンドに立ち4勝をマーク。戦いの場にも戻ってくることができましたが、和田投手の実績からすれば満足できる数字ではありませんでした。本当の意味での完全復活へ。オフの間から原点の走り込みを行うなど、「今季は長いイニングを投げたい。やっぱり先発投手ですから」と厳しいトレーニングを積んできました。ベテランと呼ばれる年齢になっても向上心はまだまだ熱くなるばかり。今日の悩みも、和田投手にとっては成長痛のようなものなのです。


雨 13℃ 6,400人

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