首位マリーンズ相手の2勝を含む3連勝と本来のホークス野球が戻ってきました。一気の大型連勝で逆転V気運をどんどん高めていきたいところ。大事な、大事な、本拠地PayPayドームでのファイターズ3連戦になります。
9月に入り、得点力が上がってきました。柳田悠岐選手が月間成績で打率.362、4本塁打、13打点をマーク。そしてデスパイネ選手が絶好調モードに突入しており、月間では打率.320ですが、現在6試合連続安打中でうち5試合が複数安打。四球も選んでおり、出塁率は.443になります。
また、6番で起用されるケースも多くなった牧原大成選手は、チャンスメーカー以外にもポイントゲッターとして活躍しており、チームの攻撃力に厚みが増しました。どの打順からでも点の取れる打線が出来上がっています。
ファイターズ戦は今季10勝5敗5分と大きく勝ち越しています。初戦先発はプロ初先発となる杉山一樹投手です。最速160キロの剛腕は、ファームで鍛錬の日々を送り、「今はすごく充実しています」と筑後で確かな手応えを口にしていました。制球面の不安もかなり解消され、投球フォームで思い悩む姿も見られなくなっています。「野球を楽しむ」をモットーに、大事な一戦に向けても自分の力を出し切るべく集中力を持って右腕を振り抜きます。
工藤公康監督も「ファームでしっかり結果も出ている。(春先の)一軍では力んでコントロールがつかなかったが、ファームで制御しながらしっかり投げていた。その中でも力のあるボールを投げられるのが彼の長所」と期待を寄せていました。