2021/11/19 (金)
選手

筑後でも若鷹「鍛えの秋」。三軍の新首脳陣に聞く

宮崎秋季キャンプも熱を帯びていますが、HAWKSベースボールパーク筑後でも若鷹たちが未来の活躍を信じ、必死に汗を流しています。
主に育成選手が中心の若手残留組と「鍛えの秋」を向き合っているのは、三軍首脳陣です。
来季から拡充されることが決まっている三軍は一部首脳陣が入れ替わりました。
今季指揮を執った森浩之氏が一軍ヘッドコーチへ転身したため、小川史氏が三軍監督に復帰しました。

小川三軍監督は2011年に三軍制を導入した際に初代三軍監督を務めており、2014年には一軍ヘッドコーチでリーグ優勝と日本一を経験、その他球団フロントスタッフなど歴任しており、ホークスを知り尽くす人物の1人です。

ユニフォームを着るのは5シーズンぶり。今回の筑後秋季練習では「若い選手たちが多いので、まずは『強さ』を求めたい」と基礎練習を中心にメニューが組まれています。「選手数が多いので、あまり長い時間をかけ過ぎると故障にもつながる。少々短くてもいいので、『強く』という話を選手たちにはしています」と小川三軍監督。バットを振る、ノックでボールを捕りに行くにしても、1球に集中して全力で行うこと。その積み重ねは心と体を強くします。

「根っこの強い選手を育てたいですね」。小川三軍監督は笑みを浮かべて話しました。
そして、新任コーチも初めての経験の中で、日々奮闘しています。

中田賢一三軍投手コーチは、若田部健一三軍投手コーチとコミュニケーションを取りながら、まずは現在いる選手たちの特徴や性格などを把握するところから始めています。「その中で選手が良くなっていくために、どのタイミングで一番いい声掛けをできるかを考えながら取り組んでいます」と話していました。

暴れ馬の異名をとった力強いボールを武器に、17年間も現役を続けて通算100勝。丈夫な体はもちろん、体のケアに細心の注意を払う姿勢は周囲の選手の手本になる存在でした。「いろんなタイプの選手がいるので、自分と同じ投手を作ろうとは思っていない。だけど、体が強いのにこしたことはない。肉体的にも精神的にも強い選手を育てていきたい」と意気込みました。

城所龍磨三軍外野守備走塁兼打撃コーチは「選手たちと一緒に考えて、一緒に上手になっていくイメージ。選手を悩ませないように、まずは僕がしっかり考えること。選手それぞれ体も動き方も違うので、選手に合った最善を求めたい。選手が『このコーチは合わない』ではいけない。僕が選手に合わせて考えていかないと」と指導方針について語りました。現役時代は守備走塁のスペシャリストとして活躍。若手選手たちの長所をめいっぱい伸ばしていくコーチングに期待したいところです。

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