ヒーローインタビュー
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【9月15日(日) ホークス7×-6ファイターズ ヤフオクドーム】 最後まであきらめないホークスの戦いが、劇的なサヨナラ劇を呼びました。手荒い祝福の中心にいたのは長谷川勇也選手。延長11回、無死一塁から右中間を破る長打を放つと、一塁走者の今宮健太選手が一気に生還を果たしました。
「甘いボールをしっかり打ち返せてよかった。足が痛いのも、ちょっと忘れました」。
1点ビハインドの9回裏。一塁走者だった長谷川選手は、内川聖一選手の左翼線二塁打で一気にホームを狙いましたが本塁で惜しくもアウト。その際、捕手のブロックにあって右足を強打しました。しかし、その勇猛果敢な走塁がチームメイトの闘志をさらに燃やしました。柳田悠岐選手もヒットで続くと、2死一、三塁で松田宣浩選手がレフトへ同点タイムリーヒット。「あと一人」に追い込まれた状況からの見事な同点劇の中、長谷川選手は心配する首脳陣に「大丈夫です」と気持ちを入れ直して、延長戦のグラウンドに戻っていきました。
直後の守備機会では「自分でもびっくり」と話すダイビングキャッチの「超!」ファインプレー。そして、延長11回のサヨナラ打。「今宮が一塁から一気にホームに還ってくれた。セーフの瞬間は気持ちよかったですね。感謝したいです」。
長谷川選手はこの日5打数3安打の活躍で打率.350まで上昇。シーズン20度目の猛打賞は1974年の広瀬叔功氏が達成して以来の球団タイ記録です。そして、今季安打数は178安打。年間200安打まで残り17試合で22本としました。「200安打を打とうと思って試合に出ているわけではないけど、現実味も帯びてきている。たくさんの人が期待もしてくれているし、ライトスタンドで『ハセメーター』という安打数を示したボードを作ってくれた人もいる。それが無駄にならないように、しっかりと頑張りたい」。
最大5点差からの逆転勝利は大きな価値あり。2位のマリーンズに1ゲーム差と迫りました。
2013年9月16日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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