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	今回は早速選手の試合の様子にいきますよ~(笑)。	
	こちらのチームに合流したのは、リーグが開幕して6日目のことでした。
	まずはいつ登板機会が与えられるのか・・・
	先発の座を空けて待ってくれているほど、このリーグは甘くありません。	
	そんな中、首脳陣の見守る前でのブルペンでのピッチング。
	2人ともまずまずの状態で首脳陣が納得の評価を与え、ついに決まりました。	
	先陣を切るのは、「ヤマ(34山田)」です。
	相手は「Licey(リセイ)」という僕たちのチームの一番のライバルチームで盛り上がる、日本でいうと「巨人阪神戦」のようなイメージですかね。
	スタンドは超満員、ファンのボルテージも最高潮。
	しかもビジターでの試合となり、スタンドのほとんどがリセイのファンで埋め尽くされている中での登板でした。
	僕は素直に『こんな中で投げられることは幸せやなぁ~』としみじみ感じていました。	
	そんな中で、「ヤマ」の初登板初先発は、緊張の初回を三者凡退のナイスピッチングでの立ち上がりでした!
	しかし、3回に安打と犠飛で1失点すると、4回には今年メジャーで18本塁打のメジャーリーグでもトップクラスのパワーを持つ「フアン・フランシスコ」選手に特大の場外2点本塁打を打たれ、その後もランナーを出したところで、無念の降板となってしまいました。
	結局試合もそのまま負けてしまい敗戦投手となりましたが、3回までは好投していただけに惜しい結果となってしまいました。
	それでも、こんな環境、雰囲気の中で投げられたことは、なかなか貴重な経験となったんじゃないかなと思います。	
	そして、翌日は「翔(21岩嵜)」の初登板初先発です。
	2日続けて日本人投手で負けることは許されないプレッシャーの中、やってくれました!
	3回に味方のエラーも絡み1失点はしたものの、結局6回を投げ許したランナーはこの3回だけという快投。	
	見事な「初勝利」となりました。
	試合後はもちろん、こちらでもヒーローインタビュー。そしてなんとチームの「週間MVP」にも選ばれる鮮烈のデビューとなった訳です。
	やっぱり3年前のプエルトリコリーグでの「最多勝投手」の経験は伊達じゃありませんでしたね。
	その経験も活きていたと思うし、今年8月以来の先発でしたが改めて潜在能力の高さを示してくれました。	
	今回のこの日記「緊張のデビュー戦」という題名ですが、緊張していたのは見守るだけの僕が一番だったのかもしれません(笑)。
	とにかく、まずはようやくチームの一員となれた気がしましたね(笑)。	
	こんな2人のスタートとなった訳ですが、この後の試練は「この時まだ知る由もなかったのです・・・」。。。	
	つづく