2014/07/28 (月)
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おかえり!おめでとう! 大隣投手、感謝の1勝

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【7月27日(日) ホークス3-2バファローズ ヤフオクドーム】

真っ赤の染まったスタンドの「カチドキ」がとにかく物凄かった。歓喜に包まれたヤフオクドーム。その中には涙を浮かべるファンの姿も数多く見られました。

「おかえり」「おめでとう」――先発マウンドに帰ってきた大隣憲司投手が勝ちました。先発も勝利投手も昨年5月31日以来、422日ぶり。その後6月に国指定の難病「黄色靭帯骨化症」に侵されていたことが発覚し6月に手術。そして長いリハビリ。「また自分のボールが投げられるのか不安がなかったといえばウソになります」。それでも奥様をはじめ、たくさんの人々に支えられ、大隣投手はどんな時でも前向きでした。

そして迎えたこの日、「ドキドキよりも前の日からワクワクした気持ちの方が強かった。マウンドに上がっても緊張とかフワフワしたような感じはしませんでした」。初球から「一番の武器」というストレートを投げ込み、空振りを奪いました。初回こそ失点しましたが、その後は完全に大隣投手のペース。キレのいい直球に、スライダー、チェンジアップ、カーブを交えて次々とアウトを重ねました。6回で100球に達しましたが、「スタミナは大丈夫」と話していた通り、病み上がりを感じさせずに続投して7回も打者3人で抑えました。

打線も「大隣投手に勝ち星を」という強い気持ちと集中力で2回裏に細川亨選手、明石健志選手、今宮健太選手のタイムリーで一気の3得点。大隣投手は7回108球、被安打3、奪三振5、失点1の好結果。先発の役割を十分に果たしリリーフにバトンを繋ぎました。この日抑えを任された五十嵐亮太投手は最後1点差に詰め寄られましたが、リードを守り切って勝利。その瞬間、大隣投手は満面の笑顔を浮かべました。

「何か今までに感じたことのない嬉しさ、喜びを感じることが出来ました」

前回、札幌ドームで中継ぎ登板した際には「まだ復帰しただけ。復活ではありません」と話していた左腕。この大きな1勝で完全復活か――「いや、まだ1勝しただけです。1年間ローテを守る、先発ピッチャーとしての役割を果たせた時(が復活)じゃないですかね」。

2012年には12勝をマーク。翌年春には侍ジャパンのメンバーとしてWBCにも出場しました。チカラも経験も確かな背番号28。「まだ一歩踏み出せた。またヒーローインタビューに立てるように、また一歩一歩頑張って上がりたい」。

「鷹の祭典」ウィークを最高のカタチで締めくくったホークス。バファローズに見事3連勝し、ゲーム差を1.5に広げました。

2014年7月28日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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