


【8月18日(月) ホークス6-5ライオンズ 京セラドーム大阪】
26年ぶりの大阪ホーム試合は劇的な逆転勝利でした。試合中盤まで1対5の劣勢も、5回裏に内川聖一選手の2点タイムリーで反撃開始。そして8回裏、最強の赤鷹がついに本領を発揮しました。
京セラドーム大阪をカチドキレッドに染めた32,093人。8回裏の攻撃は内川選手から。すると真っ赤なライトスタンドからは、まだ走者なしにもかかわらず、関西版チャンステーマのメドレーでの熱い応援が始まりました。それに応えるように内川選手は右中間二塁打でチャンスメイク。鳴り止まないチャンスメドレー。1死一、三塁として6番・長谷川勇也選手も右中間へ長打を放ち、これが2点ツーベースとなってまずは同点としました。
一気に盛り上がるスタンドの応援を背に、続く明石健志選手もヒットで続くと、8番の打順で代打・松中信彦選手がコール。ナニワに響く大歓声。それが相手守備の動揺を誘って1死満塁とチャンスを広げると、この日9番の今宮健太選手がきっちり犠牲フライを放って、1点勝ち越しに成功しました。
お立ち台に上がった同点打の長谷川選手は「何とかするしかないと思って打席に入りました。しっかり振り抜けたのでよかったです」と話し、「真っ赤な景色で盛り上げてくれたし、大きな声援で後押ししてくれました。だから終盤に逆転できたと思います。僕もキモチがMAXに高まりました」と珍しく興奮気味に声を上げました。
そして2試合連続の決勝犠飛となった今宮選手も「松中さんの場面では鳥肌が立ちました。そして僕の時も凄い声援で迎えてくれたファンの皆さんのおかげで打つことが出来ました」と笑顔を見せました。また、勝利投手は森唯斗投手で4勝目。サファテ投手が32セーブ目を挙げました。
17日(日)の大阪首位決戦から2連勝を飾り、2位バファローズとのゲーム差を「3.5」と広げました。生まれ故郷で大きな力を貰ったホークス。悲願のVへの追い風に乗り、このまま飛翔します。
2014年8月19日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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