
ヒーローインタビュー

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【8月28日(木) ホークス9-3ファイターズ ヤフオクドーム】
重たいムードを吹き飛ばすヒットパレード。15安打9得点と打線がつながって連敗を3で止めました。
殊勲の決勝打を放ったのは2年目の高田知季選手です。1点ビハインドの6回裏、無死一塁から柳田悠岐選手と松田宣浩選手の連打でノーアウト満塁の大チャンスを作ったところで、先制打を放った細川亨選手の代打で打席に向かいました。「先輩方が作ってくれたチャンス。何とか(ランナーを)還したいという強い気持ちで打ちに行きました」。緊張するなという方が無茶な場面。しかし、高田選手は前日の試合でも9回裏無死一、二塁で送りバントという、実は最も難しい役割をきっちり成功させるなど、勝負強さを発揮しています。「なるべく周りを見て打席に入るようにしています。変に体が固まってしまうといけないので」。3球目、レフト前へ弾き返す2点タイムリーヒット。これが記念すべきプロ初打点でした。「嬉しかったです。記念のボール?貰っていません。あとで思い出したんですが、もう分からなくなっちゃいました(笑)」。
この勢いに続いたのが1番の中村晃選手。この回にライトの頭上を越える2点二塁打を放ち、相手に大きなダメージを与える追加点を挙げました。中村選手は4安打3打点の大活躍。今季145安打として、前日まで1位で並んでいた李大浩選手を突き放しました。
投げては先発の岩嵜翔投手が6回3失点と一定の役割を果たし今季4勝目をマーク。8回表、3番手で登板した五十嵐亮太投手は1回3者連続三振を奪う快投。史上16人目となるNPB通算100ホールドを達成しました。
8月上旬の9連勝時には日替わりでヒーローが誕生し、ムードがどんどん盛り上がっていきました。その再来のようなこの1勝。8月の本拠地試合はこれで終わりましたが、「まだまだ試合が続きます。球場に足を運んでいただき、応援よろしくお願いします」と高田選手がお立ち台で締めくくりました。
2014年8月29日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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