【王 貞治】～1977年 世界記録・通算756本塁打～

世界のホームラン王・王貞治選手。世界記録の通算868本塁打は、誰も近寄ることのできない偉大な記録として球史に刻まれている。ハンク・アーロンの大リーグ記録を抜く通算756本塁打をマーク。

［おう・さだはる］
1940年5月20日生、東京都出身。59年に読売巨人軍入団。
80年までの巨人軍在籍22シーズンで通算2786安打、世界記録868本塁打、NPB歴代最高2170打点。首位打者5回（68〜70年、73年、74年）、本塁打王15回（62〜74年、76年、77年）、打点王13回（62年、64〜67年、71〜78年）。リーグMVP9回（64年、65年、67年、69年、70年、73年、74年、76年、77年）受賞。84〜88年は巨人軍監督も務める。

【堀内恒夫投手】～1966年 通算203勝投手のデビュー～

1960年代から80年代にかけ、通算203勝をマークした不動のエース・堀内恒夫投手。

［ほりうち・つねお］
1948年1月16日生、山梨県出身。66年にドラフト1位指名で読売巨人軍入団。
83年までの巨人軍在籍18シーズンで通算203勝（139敗）。最多勝1回（26勝・72年）、最優秀防御率1回（1.39・66年）。66年新人王、沢村賞2回（66年、72年）受賞。2004〜05年は巨人軍監督も務める。

【金田正一投手】～1969年 前人未踏の通算400勝達成～

金田正一投手と言えば、国鉄スワローズで15年間エースの座に君臨した左腕の大投手。

［かねだ・まさいち］
1933年8月1日生、愛知県出身。50年に国鉄スワローズ入りし、15年で通算353勝。65年に読売巨人軍移籍。
69年10月10日にプロ野球記録の通算400勝を達成し、この年限りで現役引退。最多勝3回（57年、58年、63年）、最優秀防御率3回（57年、58年、65年）。沢村賞3回（56〜58年）受賞。

【長嶋茂雄】～1974年 現役引退～

言わずと知れたミスタージャイアンツ・長嶋茂雄選手。

［ながしま・しげお］
1936年2月20日生、千葉県出身。58年に読売巨人軍入団。
74年までの巨人軍在籍17シーズンで通算2471安打、444本塁打、1522打点。首位打者6回（59〜61年、63年、66年、71年）、本塁打王2回（58年、61年）、打点王5回（58年、63年、68〜70年）。58年新人王、リーグMVP5回（61年、63年、66年、68年、71年）受賞。75〜80年、93〜2001年は巨人軍監督も務める。

【江川 卓】～1981年 投手五冠～

プロ3年目の江川卓投手は20勝を挙げるなど、最多勝、最高勝率、最優秀防御率、最多奪三振、最多完封の投手五冠に輝き、チームの日本一奪還の立役者の一人となった。

［えがわ・すぐる］
1955年5月25日生、福島県出身。79年に読売巨人軍入団。
87年までの巨人軍在籍9シーズンで通算135勝（72敗）。最多勝2回（80年、81年）、最優秀防御率1回（2.29・81年）。リーグMVP1回（81年）受賞。

【斎藤雅樹】～1989年 11試合連続完投勝利～

先発に定着、投手陣の柱の一角を担い始めた斎藤雅樹投手。この年、30試合に先発し、初めて20勝を記録。最多勝、最優秀防御率に輝き、沢村賞の栄光を手にした。

［さいとう・まさき］
1965年2月18日生、埼玉県出身。83年にドラフト1位指名で読売巨人軍入団。
2001年までの巨人軍在籍19シーズンで通算180勝（96敗）。最多勝5回（89年、90年、92年、95年、96年）、最優秀防御率3回（89年、90年、96年）、最多奪三振1回（187個・95年）。リーグMVP1回（90年）、沢村賞3回（89年、95年、96年）受賞。2002〜03年、06年から巨人軍コーチも務める。

【吉村禎章】～1990年 優勝決定サヨナラ本塁打～

1988年、札幌円山球場での大ケガなど、吉村禎章選手の17年の現役生活はケガとの苦闘に満ちていたが、演出した名場面の数々は、今もファンの記憶に刻まれている。

［よしむら・さだあき］
1963年4月27日生、奈良県出身。82年にドラフト3位で読売巨人軍入団。
98年までの巨人軍在籍17シーズンで通算964安打、149本塁打、535打点。ベストナイン2回（86年、87年）受賞。2002〜03年、06年〜11年は巨人軍コーチも務める。

【原 辰徳】～1992年 プロ入り以来12年連続20本塁打～

1980年代から90年代前半にかけての巨人軍の四番打者・原辰徳選手。

［はら・たつのり］
1958年7月22日生、福岡県出身。81年にドラフト1位で読売巨人軍入団。
95年までの巨人軍在籍15シーズンで通算1675安打、382本塁打、1093打点。打点王1回（103打点・83年）、最多勝利打点2回（82年、83年）。81年新人王、リーグMVP1回（83年）受賞。2002〜03年、06年から巨人軍監督も務める。

【松井秀喜】～2002年 日本最後の本塁打～

1993年、監督に復帰した長嶋茂雄氏がドラフト1位指名権を引き当て、巨人軍入りした松井秀喜選手。

［まつい・ひでき］
1974年6月12日生、石川県出身。93年にドラフト1位で読売巨人軍入団。
2002年までの巨人軍在籍10シーズンで通算1390安打、332本塁打、889打点。03〜2012年のメジャー・リーグでの記録を合わせた生涯成績は通算2643安打、507本塁打、1649打点。首位打者1回（.333・01年）、本塁打王3回（98年、00年、02年）、打点王3回（98年、00年、02年）、最高出塁率3回（98年、00年、02年）。リーグMVP3回（96年、00年、02年）受賞。