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――はじめに秋山監督よりご挨拶。
「本日はお集まり頂ましてありがとうございます。本来ならば明日からCSが始まるところで、辞任することを口にするのは本意ではありません。全日程が終わった中で(発表を)出来ればよかった。自分の中でも困っております。今年が監督として6年目のシーズン。自分の中で区切りとしようと考えておりました。まだCSを勝ち抜いて日本一になるという目標があるので、最後までやり遂げたいと思っております。今のところはそれだけですね。ただ、(辞任に関する)報道に出たことで、明日からのCSに向かう中で(チーム内に)雑音をシャットアウトしたかったので、コーチや選手たちには『明日から日本一を目指していこう』という話を今日しました。今思うのは、明日からのCSをどう戦うのか、どのように日本一を獲りに行くのか。それだけを考えております」
(以下一問一答)
――辞任を決意するに至った経緯や出来事は?
「出来事は特にありません。2軍監督からコーチ、そして監督を6年務めさせてもらい、ちょうど計10年。一つの区切りをつけたいと考えながらやっていました。ただ、それだけですね」
――チームの結果に関係なく、シーズン前から決められていたのでしょうか?
「そうですね。ただ、シーズンが終了していない中で、チームが日本一を目指して頑張っているこの時期に、(辞任のニュースが)出たことで色々な雑音が入ってくることが不本意ではあります」
――王貞治球団会長とはどのようなお話を?
「今日のことだけです。明日からCSが始まりますので、選手、コーチ、スタッフに集中してやってもらいたいという中で、会見をしないとけじめがつかないと考えました。明日からのCSを戦うことだけを集中したい」
――CSへの意気込みを
「今年もキャンプから、日本一を獲るんだという思いで一生懸命やってきました。苦しい中でもリーグ優勝することが出来て、まず1つはクリアしました。明日からも厳しい戦いが残っていますが、シーズンと変わらず一戦一戦勝ち星を積み重ねていくことに集中していきたい」
――ファンの皆さんへ
「今シーズンも温かいご声援を送っていただきまして本当に感謝しています。おかげ様でリーグ優勝をすることができました。が、我々の目標は日本一です。明日からのCSも全力で戦い、必ず日本一を獲れるよう戦っていきますので、引き続きの応援をよろしくお願いします」
――リーグ優勝時の涙は、今回の辞任に関係があったのでしょうか?
「いや、ないですね。144試合目でのリーグ優勝でしたから、とにかくそれが単純に嬉しかった。リーグ優勝を達成できた嬉しさからだったと思います」
「会社としてはリーグ優勝3回、日本一1回という成績を残されたことに最高の評価をさせていただいております。オーナーの孫(正義)も絶大の信頼を寄せております。私共も出来るだけの慰留をさせて頂きましたが、6年が区切りという監督のご判断を尊重いたしました。この6年間、本当に感謝の気持ちです」
2014年10月14日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)