2014/10/29 (水)
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大隣投手またも快投! 初舞台も「楽しめた」

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【10月28日(火) SMBC日本シリーズ2014 ホークス5-1タイガース ヤフオクドーム】

10月のヤフオクドームを最高潮に沸かせた「ミスター・オクトーバー」。大隣憲司投手がまたしても快投を見せて、ヤフオクドームを最高潮に沸かせました。10月28日(火)の「SMBC日本シリーズ」第3戦に先発。「10・2」や「10・20」と同様に相手打線に的を絞らせない持ち味を存分に発揮し、7回無失点の好投で白星を手にしました。

ポイントを挙げるならば、4回のピッチングです。ホークスは初回に幸先よく先制したものの、2回、3回と好機をつぶして無得点。特に3回は相手に流れが行ってしまいそうな攻撃の終わり方で、4回の大隣投手のピッチングがより重要になっていました。最注目の先頭打者に3ボール0ストライクと不利なカウントとなり冷や汗ものでしたが、ここからが大隣投手の真骨頂でした。まったく動揺することなく、1ストライクを取った後の5球目でライトファウルフライに打ち取って1アウト。続く3番・鳥谷選手をセンターフライ、4番・ゴメス選手からは空振り三振を奪って全く相手を寄せつけることなく三者凡退に仕留める完璧なピッチングを見せました。

「昔の自分ならば視野が狭くなり、勝手に自分自身を追い込んでしまっていましたが、今は状況を見ながらマウンドに立つことが出来ています」

2年前から取り組んでいるメンタルトレーニング。現在もしっかり継続しており、その成果と言えるでしょう。さらに――

「日本シリーズという舞台を楽しみことが出来ています。ここまで来て、変に意識して負けるよりも、思いきって楽しんで投げた方がいいと思った。タイガースは隙のない打線でしたが、楽しむことは出来ました」

これは、初回に2試合連続となる先制タイムリーを放った内川聖一選手も同じことを話していました。

「当たり前ですがシーズンはとにかくリーグ優勝を目指し、CSも優勝したからには勝ち抜かないと、という気持ちで戦っていました。でも、シリーズは、ここまで来たら思い切ってやるだけと思っています。この舞台で野球を出来るのは2チームだけですし、たくさんの人の興味や関心を感じながらプレーできるのは嬉しいことだし幸せなこと」(内川選手)

その雰囲気を作り出したのが秋山幸二監督。シリーズ前に「日本シリーズはこれまでと違い自分をアピールする場。どんどんアピールしてほしい。勝ち負けの責任は俺がとる」とナインに声を掛けていました。「みんながノビノビ楽しんでやっている」と満足そうな顔を浮かべた指揮官。理想通りの展開で2連勝。これで今シリーズは2勝1敗。地元日本一へ、いざ前進あるのみ!

2014年10月29日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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