2014/10/30 (木)
選手

「俺たちがやった」3年ぶり日本一だ!

秋山監督、松田選手、内川選手、大隣投手が日本一の喜びを語りました

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日本シリーズ制覇
共同記者会見

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ヤフオクドーム内にて日本一共同会見が行われ、秋山幸二監督、松田宣浩選手会長、MVPの内川聖一選手、大隣憲司投手の4名が出席しました。 以下、主な一問一答。
秋山幸二監督
日本一を達成した今のお気持ちは?
秋山監督「全日程を終えて、なおかつ日本一という最高の結果を出せてホッとしています」
今シーズン3度目の胴上げはまた違った心境だったのではないですか?
秋山監督「胴上げは全部嬉しいですが、日本一の胴上げは、また違った意味でよかったです」
これが最後という特別な日本シリーズでした。このシリーズはいかがでしたか?
秋山監督「144試合のレギュラーシーズンとCSという、しんどい戦いの中で勝ち上がって日本シリーズの出場権を得たわけですが、日本シリーズは短期決戦でどちらに転んでもおかしくない中で、選手たちが最高の結果で終わってくれて最高の気持ちです」
日本シリーズを振り返って、ポイントになった試合、あるいはポイントになった場面を挙げていただくとしたら?
秋山監督「今はもう忘れてますけどね(笑)。敵地の甲子園でスタートしまして、2戦目に武田がいいピッチングをしてくれて、1勝1敗という形で福岡に戻って来れたのが大きかったと思います」
「選手たちがのびのびとやっている」とおっしゃっていましたが、それは最後まで変わりませんでしたか?
秋山監督「そうですね。松田と内川がベンチを盛り上げてやっていますし、リーグ優勝、CSよりは、のびのびやっている感じはしましたね」
それが日本一につながったのでしょうか?
秋山監督「こればかりは相手はいる勝負なので。結果はともあれ、投手も野手も含めて、みんなが持っている力を全試合にぶつけてやってくれました」
選手たちの「監督をヤフオクドームで胴上げしよう」という気持ちは伝わってきましたか?
秋山監督「本当に、この試合が終わって最高の気持ちです。感謝したいと思います」
改めて最後に秋山監督からファンへのメッセージをお願いします。
秋山監督「今年も一年間、開幕から応援していただいて本当にありがとうございます。最高の結果が出せて、僕としては充実感でいっぱいです。6年間、ソフトバンクの監督としてやってきましたけども『いい思い出ができたな』と、満足ではあります!これからもまた、ホークスを一生懸命応援してください」
内川聖一選手:シリーズMVP
まずは日本一の感想から聞かせてください。
内川選手「レギュラーシーズンが最後の144試合目で決まって、クライマックスも6試合目まで、と目一杯やってきましたので、そこから解放されて、すごくのびのびというか、気持ちよく野球をやれたような気がします」
その中でMVPに選ばれましたが?
内川選手「『どれだけ打ったか』よりも『どこで打ったか』ということだと思います。2戦目の先制タイムリーも武田が一生懸命がんばって(リードを)守ってくれたし、3戦目のタイムリーも最後までピッチャーががんばってくれたことによって勝ったということですから。たまたま僕がそこにいただけの話で、本当にチームの選手全員に獲らせてもらったなという感じです」
この日本シリーズで印象に残っているシーンはありますか?
内川選手「全部、ですかね。やっぱり勝っている試合もそうですし、負けた試合もそうですけど、いろんな状況もありましたし、いろんなプレーもありましたから、全部印象に残っています」
苦しいリーグ優勝、クライマックスシリーズ、そして日本一。これは内川さんも含めた選手のみなさんにとって大きな自信になるのではないでしょうか?
内川選手「そうですね。なかなか経験することができない勝ち方もしましたし、なかなか経験することができない苦しみも味わいましたので、そういうのを乗り越えて最後に優勝できたのは、うれしいと思いますし、プロ野球選手としてすごい経験をさせてもらったなと思います」
松田宣浩選手:選手会長
日本一になった感想を聞かせてください。
松田選手「はい、最後にこうして日本一になれて、選手会長もやらせてもらって、最高の形になったと思います」
選手会長として迎えた日本シリーズ、どんな気持ちで入りましたか?
松田選手「とにかく『(秋山)監督を日本一の監督にしたい』と、選手全員が思っていましたから、それが達成できてよかったです」
松田選手個人としては、振り返ってみていかがでしたか?
松田選手「個人としては全然(ダメ)でしたが、最後のセンター前だけは、チームのために打てたんじゃないかと思ってホッとしています」
今日も勝負強いところを見せてくれましたね?
松田選手「日本シリーズが始まる前の決起集会で、秋山監督が『とにかく目立とう』ということを言われたので、最後だけ目立ったんじゃないかと思ってホッとしています」
選手会長として秋山監督の最後の花道を飾れたということで、監督へのメッセージがあればお願いします。
松田選手「僕のバッティングは監督に作っていただいたという思いがありますから、最後は感謝の気持ちをもって日本一になれてよかったです」
(秋山監督が松田選手に向かって「ありがとうございます」とひと言)
大隣憲司投手
まずは日本一の感想からお願いします。
大隣投手「初めて日本シリーズのマウンドに立たせていただいて、日本一になることができて、素直にうれしいです」
登板した第3戦を振り返っていかがでしたか?
大隣投手「一人一人、気持ち込めてぶつかっていこうと思っていました。(タイガースは)気を抜くと、どこからでも点が取れる打線なので、一人一人に向かっていった結果、7回まで抑えることができて本当によかったなと思います」
リーグ優勝を決める試合、クライマックスシリーズの最後、そして日本シリーズと、節目でしっかりと結果を出しましたが、その好結果の要因はどう分析されますか?
大隣投手「大事なところで監督に指名していただいて、本当にうれしかったですし、監督を日本一にしたいという気持ちも強かったです。自分自身は7月末からしかチームに貢献できなかったですから、1試合1試合気持ちを込めて、投げさせてもらえるありがたさを感じながら投げていました」
難病からの復活もあって、最後は日本一になれた。今年は特別な年になったのではないですか?
大隣投手「そうですね。凝縮された3ヶ月間というか、復帰してからここまであっという間でした。ここで終わるのではなくて、これから来年またやっていかないと意味がないですし、ここまできるというのは自分でもわかっていますので、来年1年間しっかりと結果を出してからじゃないかな、と思います」

喜び爆発のビールかけ!「俺たちが日本一!」

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日本シリーズ制覇
祝勝会

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今年一番、最高のビールかけだ! 日本一の祝勝会をヤフオクドーム内で行いました。

会場に監督やコーチ、選手、スタッフらが集合すると、壇上ではまず孫正義オーナーが「常勝軍団へ」と力強い言葉で挨拶すれば、続いて王貞治球団会長がマイクの前に立ち「リーグ優勝、CS、そして日本一。改めてみんな立派だった。素晴らしかった。秋山監督を胴上げで送り出そうというみんなの思いが一つになった。しかし。すぐに来年に向けて始まる。1年中野球選手なんだ。そのことは忘れないでほしい」と王会長らしい言葉も交えて、鷹戦士たちの健闘を称えました。そして秋山幸二監督も「みんなのおかげで日本一になることが出来た。記憶に残るシーズンになった」と満面の笑みを浮かべて話しました。

乾杯の発声はリーグ優勝、CSに引き続きもちろん松田宣浩選手会長。「ホークスが」という発声に続いて、全員が「日本一!」と2回絶叫し、3度目の「俺たちが」と松田選手の掛け声に次いで「日本一!」という声とともにビールかけがスタートしました。

ビール3000本、コーラ400本などが一気に噴き出され、あっという間にすべて空っぽに。この喜びのために戦ってきた男たちの最高の宴の時間となりました。

秋山監督日本一!「6年間ありがとう」

日本一決定後のグラウンドでは、秋山幸二監督への日本一監督インタビューが行われました。

相手の走塁妨害によるゲームセットという意外な結末に「信じられないですね」と思わず苦笑い。しかし、胴上げで10回も宙に舞ったことに話が及ぶと「内川が10回も上げられる監督はいないゾと言って、10回も胴上げしてもらいました。ありがとうと言いたい。感謝です」とニコニコ顔でした。

試合では攝津正投手が6回無失点の快投。「意地を見ました。さすがエースだと思いました。(監督を務めた)6年間、中継ぎと先発として結果を出し続けてくれました。今日もありがとうと言いたいです」と賛辞の言葉を送り、8回の決勝点の場面についても「あそこは意外性のあるマッチ(松田選手)しかいないなと思っていました。ウッチー(内川選手)も繋いでくれたし本当に頼もしいと感じました」と攻撃陣も称賛しました。

これが6年間の監督生活ラストゲーム。最後は秋山監督自らがマイクを握り「6年間、自分では目一杯やったと思います。これ以上の喜びはありません。ホークスは、これからも強いホークスであり続けてほしいと思います。これからも応援をしてあげてください。6年間、ありがとうございました」と言葉を締めくくりました。

また、その後「SMBC日本シリーズ2014」の表彰式が行われ、MVPには第2戦、第3戦で先制タイムリーを放つなどの活躍があった内川聖一選手が選ばれました。

さらに優秀選手賞には第2戦勝利投手の武田翔太投手、打率.400の柳田悠岐選手、1勝2セーブのサファテ投手が選ばれました。敢闘選手賞にはタイガースのメッセンジャー投手が選出されました。

「俺たちがやった」3年ぶり日本一だ!

ついに勝ちとった頂点。3年ぶり日本一だ! 10月30日(木)、「SMBC日本シリーズ2014」第5戦のタイガース戦を本拠地ヤフオクドームで戦い、1対0で勝利。今シリーズは初戦こそ敗れましたが、2戦目からは一気の4連勝を決めて4勝1敗でホークスが今季のプロ野球で日本一に輝きました。ホークスの日本一は3年ぶり6度目です。

待ちに待った歓喜の瞬間、あっという間にナインが各ポジションやベンチからマウンド付近に駆け寄り喜びの輪が出来上がりました。そして秋山幸二監督がパ・リーグ優勝の「10・2」、CS優勝の「10・20」に続き、今年3度目となる本拠地での胴上げで華麗に宙を舞いました。

2014年10月30日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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