2014/11/01(土)球団

工藤監督「王会長に、福岡のファンに恩返しを」

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工藤監督就任会見

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11月1日(土)、2015年シーズンよりホークスの監督を務める工藤公康新監督の就任会見を福岡市内のホテルで行いました。会見には工藤監督ほか、王貞治会長、後藤芳光オーナー代行兼代表取締役社長が出席しました。また、工藤監督の背番号は「81」となります。
以下、会見の主な一問一答。

工藤公康監督

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――現在の率直なお気持ちから聞かせてください。
「緊張しています」

――ホークスの新監督に就任する決断に至る決め手となったものは?
「王会長にお電話を頂き『やってほしい』と言って頂いたことが一番です」

――その中で、いわゆる口説き文句のような、印象に残る言葉はありましたか?
「僕がやっている、子どもたちに野球を教える活動や大学(筑波大大学院)で勉強をしていることも王会長はもちろんご存知で、その活動についても認めていただけました。君のやっていることを存分に発揮してほしいと言って頂けました。自分の活動を含めて理解して、誘って頂けたのが僕の中で決め手となりました」

――工藤新監督の理想とする監督像は?
「もちろん王会長のように、常に諦めることなく、常に熱い気持ちを持って野球に取り組む姿はしっかり継承していきたいと思います。どんなときにも前を向いて、勝つために何が出来るかを考える姿も学ばせていただいたので、それも継承したい」

――初めてのプロ野球の監督業となりますが、そのあたりの期待、プレッシャーはいかがでしょう?
「プレッシャーは当然あります。日本一のソフトバンクホークスですから。どのように強さを維持し連覇を目指していくのかが大切だと思います。僕自身も西武ライオンズやほかのチームで経験しましたが、強いチームを一時的につくることは出来ても、継続させることは大変なことです。継続することの重みを選手たちにも理解してもらい、さらなる選手一人一人の向上、そして自分に限界を作らないような意識を持ってもらいたい。野球人生はそんなに長くない。ユニフォームを着てやっている以上は、高みを目指してやってもらいたい」

――秋山前監督とお話はされましたか?
「昨日お電話で話をさせて頂いて『頑張れよ。大変なこともあるかもしれないけど、しっかり頑張れ』と言ってもらいました」

――今年まで評論家として外からホークスをご覧になっていましたが、今年のホークスの戦いぶり、印象や課題はいかがでしたか?
「日本シリーズでも活躍した柳田選手のように、成長してレギュラーを獲った選手たちもいます。ただ、投手陣の中に能力を発揮できていない選手がまだいると思います。良い投手は多い。そういう人たちにキッカケを与えてあげて、より成長してもらい、ホークスが盤石の形で優勝できるチームになるようにしていきたい」

――この会見を通じて選手たちへ伝えたいことは?
「日本一のチームなので今はゆっくり休んで、しっかり体をいたわってほしいと思います。野球に向き合える時期が来たら、怪我をしない体をしっかり作ってほしい。そして僕自身が現役時代から思っていたのは、1日でも長くユニフォームを着ること。それが選手にとって何よりも大切なこと。そのために何が必要かを考えれば、必然と自分のすべきことは分かると思う。その思いだけは持っていてほしい」

――新しい背番号について
「秋山前監督がつけていた81番を継承させて頂き、より強いチームを継続していきたいと思っています」

――81番を選ぶにあたって、強い思いがあったと思います。
「(秋山前監督が)これまで6年間、ホークスの監督として多くの選手を育て、日本一を2回達成されました。僕がそれを受け継ぐという意思の表れという意味で、一番ぴったりな背番号ではないかと思います」

――ダイエーホークスでプレーしていた当時、ともに日本一を目指して戦った、良き弟分だった故・藤井将雄投手がいました。墓前にはどのようなご報告をされますか?
「会見が終わり少し落ち着いたら唐津にあるお墓に行こうと思っていました。やはり彼のような人間がいて、ホークスには一体感があり、勝ちたいという思いで戦った選手たちがいました。そこで野球を出来たことが、僕自身、野球の考え方も含めて変えてくれたと思います。そして王監督のもとに1999年に優勝できた。僕が29年プレーした中で最も思い出深い優勝でした。ここ福岡で味わうことが出来た。その恩返しはいつか必ずしたいと思っていました。また、僕が移籍するときも九州のファンの方々が残ってほしいとたくさんの声を上げていただきました。その願いを叶えることが出来なかった分、今日から福岡のファンの皆さんに、今まで頂いた恩をしっかり返せるように。そのことをしっかりお墓の前で報告したいと思います」

――ホークスファンへメッセージを
「僕自身、不安が全くないというわけではありません。ただ、何より球場で応援してくださるファンの皆さんが選手に与える影響は大きいと思っています。あの声援があるから、選手は100%以上の力を発揮できます。僕がホークスに居た時もそうでした。ファンに支えられている選手たちです。僕の力はまだまだ足りないところもあるかもしれませんが、温かく見守っていただきたいですし、ある時は厳しくも見ていただきたいと思います。一日一日、自分が成長できるよう日々精進し、野球というモノを突き詰めてしっかりとやっていきたいと思っています。応援をよろしくお願い致します」

王貞治会長

――工藤新監督への期待を。
「大学に通ったり、子どもたちへの野球教室をしたりと大変忙しい中、(監督就任を依頼するのは)個人的には心苦しかった。ですが、ホークスのため、日本の野球界のために監督を引き受けてもらいたいということでお願いし、快く引き受けてもらいました。ホークス野球というものはありますが、工藤カラーを出して、今までとは違った形で自分の思いを表現してもらうのが大事だと思う。我々はいくらでもバックアップしますから、思い切ってやってほしいですね」

――これまでホークスは王会長、秋山前監督と強打者のプレーヤーが監督を務めてきました。今回、投手出身の工藤新監督に期待することは?
「たしかに選手の時は投手や打者と専門的な見方になりますが、現役を終えた後は自分のポジションの事だけではなく、全体的に野球を見るようになります。今まで見えなかったものも見えてくる。新しい発見ばかりです。その意味では投手出身、野手出身というものは皆さんが考えるほど(違いは)ないのではないかと思います。また、現在はコーチの担当が細分化されています。意見交換も出来ます。それよりも、俺はこういう野球やりたい、こんな野球をやるんだというものを選手やコーチ伝えてもらえれば。選手はその中で精一杯の力を発揮できるように頑張るものです。なので先頭に立って走ってもらいたいですね」

2014年11月1日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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