【5月16日（土）　ホークス12－4ライオンズ　ヤフオクドーム】

＜今日の熱男　柳田悠岐選手＝満塁アーチなどで自己最多6打点＞

現在のホークス打線の特徴のひとつが「2番・中村晃選手」。出塁率4割超でこの日も3安打を放つ好打者が座ることで、工藤公康監督も「今宮、中村の後にクリーンナップがつながって一気に得点をとれる」と大きな期待を寄せています。まさに理想通りの試合運びで大勝しました。

初回、1番の今宮健太選手が7球粘って四球で出塁し、中村選手が二塁打を放ってチャンスを拡大。ここで3番の柳田悠岐選手がレフトオーバーの2点二塁打を放ち幸先よく先制しました。その後1点差に迫られますが、6回裏に「超」がつくほどの猛攻を見せます。松田宣浩選手のタイムリーで貴重な追加点を挙げると、試合はもうホークスのペースに。川島慶三選手の押し出し四球で5点目を挙げると、今宮選手と中村選手が連続タイムリー。なおも満塁で柳田選手がとどめの6号グランドスラムを左翼側の「SANKYUホームランテラス」に叩き込みました。柳田選手は4打数3安打6打点の大活躍。1試合6打点は自己最多です。

お立ち台に立った柳田選手は「ケンタ（今宮選手）とアキラ（中村選手）が出てくれたし、自分の後ろにはウチさん（内川選手）、デホさん（李大浩選手）、マツさん（松田宣浩選手）がいてくれるのでラクな気持ちで打席に入れたのが良かったと思います」と話しました。満塁本塁打に関しては、打った直後にベンチで「詰まってました」と工藤監督に話し、「スゴイ！」と指揮官もびっくり。「練習を見ていてもパワーがすごいのは分かるけど、それだけではホームランは打てない。技術もある」と称賛していました。

投げては攝津正投手が今季3勝目をマーク。4月11日のファイターズ戦（鹿児島・鴨池）以来の嬉しい白星となりました。