2015/07/03 (金)
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川島選手「神の手」ホームイン! 劇的サヨナラ

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【7月2日(木) ホークス4×-3ライオンズ ヤフオクドーム】

<今日の熱男 川島慶三選手=「神の左手」同点ヘッドスライディング!>

「ホークスは最後まで、何が起こるか分からない野球をこれからもします!」

お立ち台で高らかに叫んだのは、内川聖一選手。7月2日(木)のライオンズ戦(ヤフオクドーム)は劇的な、あまりにも劇的な逆転サヨナラ勝利。この3連戦(変則でしたが)も勝ち越しを決め、貯金をまた1つ積み上げて「19」としました。

スコアは1対3で迎えた9回の攻撃。まずは先頭の中村晃選手が9球粘って右翼線を破る二塁打を放つと、ヤフオクドームの空気が変わりました。1アウト後、代打・川島慶三選手がショートへ内野安打を放ちチャンスを拡大。そして1番打者のところにも吉村裕基選手を送る代打攻勢。すると吉村選手が右翼線へポトリとタイムリーを放ち1点差に迫りました。

1アウト一、三塁。2番明石健志選手は追い込まれましたが、執念でバットを出すと投手と一塁手のあいだへ緩いゴロ。相手守備はバックホームを選択するも、三塁走者の川島選手が生還して同点(記録は投手野選=フィルダースチョイス)としました。

その後、1アウト満塁。ここで4番・内川聖一選手の打球はライトへの高い飛球。それほど大きな当たりではありませんでしたが、代走で出場していた牧原大成選手が三塁から猛然と突っ込みました。足から滑り込んでセーフ。見事なサヨナラ犠牲フライとなりました。「興奮して、もう誰が誰だか分からなかった」とヒーローになった内川選手。顔をくしゃくしゃにして喜んでいました。

この一連の流れの中で、見逃せないのが川島選手のホーム生還のプレーです。判断の難しい当たりで迷わず突っ込み、さらに捕手のブロックをかいくぐって頭から滑り込み、左手をいっぱいに伸ばしてホームベースを触ったのです。まさに「神の左手」と表現したくなる、これぞプロという走塁技術を見せてくれました。

「相手の炭谷捕手は素晴らしい捕手で、ブロックがいい。なにより一度やられていますから」

 2カ月半ほど前のこと。4月24日、同じヤフオクドームでの、やはりライオンズ戦です。延長12回裏、川島選手は代走で出場しました。その後ノーアウト満塁と絶好のサヨナラ機。川島選手は三塁走者でした。バッターの高谷裕亮選手がレフトへフライを打ち上げ、誰もが「勝った!」と思いました。しかし、好返球。川島選手は相手捕手に正面からスライディングしていきましたが、完全にブロックされてまさかのダブルプレー。次打者が三振に倒れて試合は引き分けに終わりました。

「あの場面のことは忘れません。その後も、炭谷選手の守備やブロックなど、映像で見ながらずっと研究していました。今日、頭から行くと最初から決めていたわけではありません。咄嗟の判断? まあ、そうですね」

川島選手は常に準備を欠かさないことで知られた選手。体はもちろん、頭の中も完ぺきな準備が整えられていたからこそ、様々な選択肢の中からあのような難しいプレーにも体を上手く反応させることが出来ました。

「それに常に試合に出られることに、感謝の気持ちも持っています。それを忘れたら、何様だってことですよ」

工藤公康監督は「ホークスの選手たちは(出番が)いつでも大丈夫という準備をしてくれている。それが勝ちに繋がっているんです」と終始ニコニコ顔でした。

とにかく勝ち方も、強い。まずは区切りとなる球宴までの残り8試合を、このままの勢いで駆け抜けます。

2015年7月3日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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