2015/08/26 (水)
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新ヒーローは20歳上林選手。逆転満塁アーチだ!

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【8月25日(火) ホークス7-4マリーンズ ヤフオクドーム】

<今日の熱男 上林誠知選手=プロ初づくし――第1号逆転グランドスラム!>

20歳のニューヒーローが最高の輝きを見せてくれました。2年目の上林誠知選手が「初」づくしでホークスの勝利に大貢献しました。

前カードのイーグルス戦(コボスタ宮城)でプロ初スタメンを飾った若鷹は、この日プロ2度目そして本拠地では初めてとなる先発出場(9番ライト)を果たしました。

試合開始とともにグラウンドへ出ていく際、ホークスの選手たちはサインボールを投げ込みます。ライトを守る選手は外野席の方をめがけて3つのボールを投げ込む選手がほとんどですが、初体験の上林選手は3球すべて一塁側ベンチ上へ投げてしまい守備位置へ。それもまた初々しさ。しかし、打席に立ったその顔は、プロ野球選手としての勝負師のそれに変わっていました。

第1打席。「前回、4打席も貰ったのに打てなかった。どんな形でも1本目のヒットを打ちたいと思っていました」。3球目、詰まりながらもショートの頭を越えていく打球が、レフトの前へポトリと落ちました。「打球が落ちたのは分からなかったけど、歓声でヒットになったと思いました」。本能的に勢いよく二塁を狙いましたが、惜しくもタッチアウト。「2軍だとあの手応え(の打球)だと二塁打になる。やっぱり1軍だなと思いました」。失敗も経験です。

第2打席は2死満塁の好機で一塁ゴロに。そして逆転を許した直後の6回裏、再び2アウト満塁の大チャンスで打席が回ってきました。

「またか、と思いました。水上2軍監督に『プロなのだから、やられたらやり返せ』といつも教えられていました。その気持ちをもって打席に向かいました」

2ボールからの3球目は空振り。しかし、1、2打席目と同様に、第1ストライクを積極的に振っていく姿勢は並の選手では出来ないことです。

3ボール1ストライク。状況を考えれば、手を出しに行くことを躊躇したくなる場面です。それでも「フォークは何球か投げていたし、ストレートに絞っていました」。5球目、狙い通りのストレートをしっかり自分の形でスイングしました。

「打った瞬間に行ったと思いました。でも、ワケが分からなかったです(苦笑)」

右中間スタンドへ飛び込むプロ第1号の満塁ホームラン。駆け足でダイヤモンドを1周しベンチに戻ると、先輩たちの手荒い祝福が待っていました。

「内川さんからは『スゴイな、おまえ!!』と祝ってもらいました。今年の1月、内川さんや今宮さんのところへ自主トレに行かせてもらい、2軍でも結果を出せて1軍にも上がることが出来ました。周りの方々にも本当に感謝しています」

初ヒット、初本塁打、初打点、初得点…そして初お立ち台。「上林くんにとっては一生の思い出になる日になったな」と工藤公康監督も笑顔。「彼は1日3、4打席立った方が結果を出すタイプだと打撃コーチが言っていたので、スタメンで使いました」と起用の意図も明かしてくれました。

福岡に戻ってきて連勝を4に伸ばし、優勝マジックは「23」となりました。寺原投手は8勝目をマーク。次々と登場する新たなヒーローに、チーム内の盛り上がりも最高潮です。

2015年8月26日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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