10月23日(金)、「SMBC日本シリーズ2015」を前に両チームの監督会議が行われました。会議の中では今シリーズでは「予告先発」を採用しないことなどが確認されました。
その後、工藤公康監督が記者会見を行いました。
工藤公康監督
――今の心境は?
「いつもと変わらず、CSが始まる前と同じです。今のところはそんなに緊張もしていません」
――監督として初めて迎える日本シリーズです。
「正直、始まってみないと分からないです。シミュレーションはしています。しっかりとゲームを組み立てて、みんなが100%の力を発揮できるよう、選手やピッチャーの交代などはしっかりとやりたいです」
――新人監督同士の日本シリーズです。
「自分のことで精いっぱい。周りを考える余裕はありません」
――最後の練習前、円陣では選手たちにどんな言葉を?
「CSの時と同じ。マウンドでもバッターボックスでも勇気をもってほしいと選手たちにお願いをしました。また、ここまで試合ができるのは日本で2チームだけ。喜びを感じて戦ってほしい」
――スワローズの印象は?
「セ・リーグの接戦をの中で勝ち切ったわけだし、その中で勝率も群を抜いていた。勝負強さを持っていると思います。打線はホームランも打てますが、ヒットでつなぎ足を絡めた攻撃もしてくる。つなぎの野球ですね。また、中軸は打順も変わることなく戦う。ウチと似ている」
――短期決戦です。
「CSは最大6試合ですが、移動日がなくずっと戦う。日本シリーズは2試合やって1日空き、3試合やってまた移動日。立て直す時間があるので少し違う。ただ1つの試合の結果で自信をつけて一気に勝ってしまう場合もあるし、もつれることも。また、短期決戦はキーマンの働きによって変わることも。対策を練らないといけないことも」
――CSでは4番、7番打者がカギになると話し、見事に的中。
「4番がキーになるのはどのチームも同じ。どれだけチャンスを作って4番に回すか。そこからつながれば大量点も期待できる」
――投手陣について
「時間もあったのでしっかりと調整し、コンディションを作っている。データも大事になるが、いくら分かっていてもそこに投げ切れないと意味がない。そのためにもコンディションを整えておくことが大切」
――予告先発はなし。
「両チームの合意がないとダメなのは知っていた。普段のリーグ戦では予告先発を行っているが、それは仕方ない」
――決意を
「我々はキャンプ初日からV2を成し遂げると戦ってきた。ここまできた選手たちには感謝の気持ちです。最後の難関を勝ち、連続日本一に。その思いがどれだけ強いかが大切。それだけを見据えながら戦いたい」 2015年10月23日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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